【ノア】GHCナショナル前哨戦に完勝! 船木が拳王を絞め落とす 

拳王をスリーパーで締め落とした船木誠勝

31日のノア・後楽園ホール大会で、船木誠勝(51)がGHCナショナル王者の拳王(36)に完勝し、2月12日の東京・日本武道館大会でのベルト奪取に自信をみなぎらせた。

この日船木は同じ「エムズアライアンス」の田中将斗(47)と組み、拳王、征矢学(36)組と前哨戦で対戦。ナショナル王座戦を控え拳王と序盤から激しい打撃戦を展開して強烈な掌底を顔面に打ち合い、蹴りを交錯させた。しかし徐々に船木がペースを握り追い込むと、最後はハイブリッドブラスターからあえてフォールに行かずにスリーパーホールドに移行し絞め落としてレフェリーストップ勝ちを収めた。

試合後、船木は「何をしてくるか分からないけど、今日のままだったら無理だと思います。あと2週間ちょっとありますから、対策を練った方がいいと思います」と、あえて拳王の目線に立って強烈なダメ出し。さらに「今日のままだと負ける気がしないですね。突拍子もないことをしてきたらこっちも慌てるかもしれないけど、全くそれが見えないですね」と冷静に自らの完勝を〝予想〟していた。このまま王座は外敵に流出してしまうのか。それとも拳王が意地を見せられるか。

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