【31日】長崎県内4人感染1人死亡 感染者1桁台 約1カ月半ぶり

31日発表の市町別感染者数(左)と新型コロナウイルス感染者の入院状況(30日午後7時現在)

 県と長崎、佐世保両市は31日、県内3市で新たに計4人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。長崎市は入院治療中だった市内の80代無職男性が30日に亡くなったことを明らかにした。県内の死者数は27人、累計感染者数は1526人となった。県によると、県内での1日の感染確認が1桁台となるのは、7人だった昨年12月16日以来、約1カ月半ぶり。
 佐世保市の2人のうち1人は、クラスター(感染者集団)が発生した認定こども園「佐世保ステーション保育園」の園児で、感染者数は計30人(園児18、職員12)となった。同市のもう1人は30代会社員女性。これまでに陽性が判明した園児の家族で、濃厚接触者となっていた。
 長崎市の1人は60代女性で、1月29日に陽性が分かった50代女性の濃厚接触者。今後、接触者11人を検査する予定。雲仙市の1人は、これまでに陽性が確認された人の関連でPCR検査を受け、陽性が判明した。
 県内での1日の感染確認が5人以下となるのは、1人だった昨年12月8日以来。ただ、県は「まだ感染が落ち着いている状況とは言い切れない。引き続き警戒を続けてほしい」と呼び掛けている。

 


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