東京のお花見スポット20選&桜の見ごろ情報(2021年版)

東京の花見シーズン

東京の桜は、3月下旬から咲きはじめ、3月末〜4月上旬に満開になります。

見ごろは4月の第1週目ごろ。4月の第2週目頃には花が散って緑の芽が出てくる「葉桜」と呼ばれる状態になり、見ごろを過ぎてしまいます。

お花見を楽しみたいなら、4月に入ってすぐがオススメです!

目次:

1.東京でオススメのお花見スポット:新宿・原宿エリア
2.東京でオススメのお花見スポット:渋谷・目黒エリア
3.東京でオススメのお花見スポット:皇居エリア
4.東京でオススメのお花見スポット:浅草・上野エリア
5.東京でオススメのお花見スポット:北東京エリア
6.東京でオススメのお花見スポット:東京23区外
7.外でお花見をするときの服装、お花見の時期の東京の気温
8.お花見のマナー(場所取り、ゴミ)

東京のオススメお花見スポット

ビルが立ち並ぶイメージの強い東京でも、ブルーシートを広げて食事をしながらお花見ができるスポットがあります。この記事では、東京のお花見スポットをエリア別に紹介していきますので、春に日本を訪れる際はぜひ参考にしてくださいね。

新宿・原宿エリア

東京と原宿付近では、新宿御苑や代々木公園が有名なお花見スポットです。

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1.新宿御苑

都内でありながら、広い敷地でのんびりとお花見を楽しめるのが新宿御苑です。園内には65種類、約1,100本の桜が咲き誇ります。秋になると紅葉が楽しめる、都会のオアシスのような場所です。

詳細は「新宿御苑を心の底から楽しもう!新宿御苑ガイド」をご覧ください。

2.代々木公園

毎年大勢のお花見客でにぎわうのが代々木公園です。54万平方メートルという広大な敷地の中に、ソメイヨシノを中心とした約700本の桜が開花します。

お花見期間中は、焼きそばなどの軽食を売る屋台やケータリングカーが営業していますが、多くの人は、お酒や食べ物を自分で持ち込んでいるようです。

お花見期間中は、トイレに長い行列ができます。近くのトイレの場所を把握しておくか、あまり飲みすぎないようにしましょう。

行き方について、詳細は「竹下通り、明治神宮、代々木公園へ行くには?原宿の総合駅ガイド」をご覧ください。

渋谷・目黒エリア

渋谷や目黒では、ブルーシートを敷いてのお花見はできない場所が多いので注意してください。散策しながらお花見を楽しみましょう。

3.目黒川

約4キロメートルの両岸に約800本の桜が咲く目黒川。夜には提灯が灯り、雰囲気たっぷり。新宿御苑や代々木公園のように、広くシートを広げてのお花見は難しいものの、桜を眺めながら川沿いを歩くのが楽しい場所です。

目黒川沿いへの行き方は「渋谷から2駅!桜の季節は目黒川で「スイーツ満喫ぐるっと1時間コース」を楽しもう」や、「東京都心のあまり混んでいない穴場な桜スポット5選」をご覧ください。

4.青山霊園

東京都港区南青山二丁目にある東京都立の霊園。歌舞伎役者の市川團十郎(いちかわだんじゅうろう)など、数多くの著名人が眠ります。散策しながら桜を楽しめますが、公園のようにシートを広げたり、お酒を飲むことはできません。

墓地のため、静かに桜を楽しみましょう。夜間は入園が禁止されていますので、昼間に訪れるようにしましょう。

皇居エリア(中央)

皇居(天皇の住まい)周辺にはお花見スポットがたくさんあります。

5.千鳥ヶ淵(ちどりがふち)

皇居西側の千鳥ヶ淵緑道沿いちどりがふちりょくどうぞいは、全国的にも有名なお花見スポットです。桜、堀皇居の周囲にある溝、新緑が美しく調和する向こうにビル群が見え、伝統ある風景と都会の風景がミックスした景観を見せています。夜はライトアップされ、夜桜が来る人の目を楽しませます。

6.皇居東御苑

東京駅からすぐ近くにある皇居東御苑こうきょひがしぎょえんには約280本の桜が咲き誇ります。園内には江戸城の跡地など歴史的な史跡も数多くあり、「三の丸昭蔵館」という無料の博物館には皇室に受け継がれた美術品など貴重な資料が展示されています。

日本の文化や歴史に触れたい、ちょっとお散歩をしたいという方にはとてもよい場所です。スポーツや飲酒は禁止されているので、静かに桜を見たい方にオススメです。

7.小石川後楽園

江戸時代初期につくられた日本庭園。東京ドームのすぐ隣にあります。園内には中国の名所の名をつけた景観が配され、中国趣味豊かな庭園となっています。ここでは宴会が禁止されているため、園内を散策しながら鑑賞しましょう。

料金や行き方については「【東京都】四季折々の花を楽しむ小石川後楽園~アクセス・見どころ・イベントなど〜」をご覧ください。

8.浜離宮恩賜庭園

江戸時代に作られた庭園で、国の特別名勝・特別史跡に指定されている浜離宮恩賜庭園はまりきゅうおんしていえん。かつては将軍の別邸があった場所ですが、その後皇室天皇家の所有となり、現在はその庭が一般公開されています。

新橋や銀座の近くでゆったりとお花見をしたいときにオススメの場所です。広い敷地に約100本の桜が咲き、都会の喧騒を忘れてお花見を楽しめます。

料金や行き方については「日本庭園×近代都市の景観が訪日外国人にウケている!浜離宮恩賜庭園の魅力とは」をご覧ください。

9.芝公園

東京タワーのふもとにある芝公園。約200本の桜が植えられていて、東京タワーを見ながらのお花見が楽しめます。園内の丸山古墳と弁天池近辺は、桜とタワーが綺麗に見えることから、とくに人気のお花見スポットです。

10.日比谷公園

日比谷公園は、大都会の中にありながらお花見を楽しめるスポット。100年以上の歴史を持つ日本初の近代的公園で、日本の公園にはめずらしい大噴水があります。近隣で働くビジネスマンたちの憩いの場ともなっています。春になると約40本の桜が開花します。

浅草・上野エリア(東東京)

訪日観光客に人気のスポット、浅草・上野エリアでは、上野公園や隅田公園のような由緒ある公園でお花見を楽しめます。

11.上野公園

桜スポットを紹介する上で欠かせない場所が上野恩賜公園。「上野公園」の名称で親しまれています。お花見の時期には、家族連れや会社員、学生のグループで大にぎわい。待ち合わせする際は、公園の中ではなく上野駅などで待ち合わせるのが無難です。

12.隅田公園

浅草駅から少し歩いたところにある「隅田公園」は、川沿いの桜名所として知られています。

隅田川沿いに咲き誇る桜は、歩いて観賞するもよし、屋形船に乗って川から見るもよし。楽しみ方がさまざまです。また台東区のシンボルである東京スカイツリーも近くにあるので、桜とスカイツリーの景色を味わうことができるのも魅力のひとつです。

13.浅草花やしき

1853年に開園した、日本でもっとも古い歴史を誇る遊園地。日本現存最古のジェットコースターやお化け屋敷など、さまざまなアトラクションを楽しめます。桜の季節にはライトアップなど、期間限定のイベントが開催されます。

料金や行き方については「東京・浅草のレトロな遊園地「花やしき」ガイド」をご覧ください。

北東京エリア

文京区や豊島区のある北東京には、六義園や飛鳥山公園といった魅力的なお花見スポットがあります。

14.しだれ桜が美しい「六義園」

小石川後楽園とともに、江戸二大庭園と呼ばれる六義園(りくぎえん)。美しい庭園も、春は園内にある大きなしだれ桜枝が下の方に垂れ下がった桜に主役を譲ります。日中は庭園に映えるピンク色が美しく、夜もまた、ライトアップされるしだれ桜が昼間とは違う美しさを見せます。

料金や行き方については「東京を代表する日本庭園「六義園」〜アクセス・見どころ・イベントなど〜」をご覧ください。

15.家族連れにもうれしい「飛鳥山公園」

約300年前からお花見の名所として日本人を惹きつけてきたのが、東京都北区にある飛鳥山公園あすかやまこうえんです。約600本の桜がいっせいに咲き誇るさまは圧巻の一言。

園内の児童エリアにはお城の遊具や、実際に使われていたSL(蒸気機関車)、都電路面電車の実物があり、家族連れにもぴったりです。

16.アトラクションから見る「としまえん」

練馬区にある遊園地、としまえんでは毎年春になると「としまえん桜まつり」が開催され、園内には500本もの桜が咲き誇ります。人気のコースター「ミニサイクロン」などのアトラクションから桜が見られるという、他にはない桜の楽しみ方ができます。

ライトアップも行われるため、夜桜を眺めることができるのも魅力的です。

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東京23区外

武蔵野や小金井といった東京23区以外の地区にも、広々とした場所でゆったりとお花見ができるスポットがあります。

17.池に桜の絨毯が広がる「井の頭恩賜公園」

吉祥寺駅近くにある井の頭公園いのがしらこうえんは、池やボートもあり、散策に最適なスポット。春には約500本の桜が開花し、家族連れやカップルでにぎわいます。池の水面はピンクの絨毯のように美しく、見ごたえがあります。

行き方については「動物園にカフェも!!日本一住みたい町の憩いの場、吉祥寺・井の頭恩賜公園」をご覧ください。

18.桜の本数は随一「小金井公園」

都内でも最大の50種、約1,700本の桜がある公園。毎年4月の第1土曜、日曜に開かれる桜まつりでは、郷土芸能、和洋舞踊、生け花、茶席抹茶とお菓子を楽しむ場所などのイベントが行われます。園内には迫力のあるSLも展示されています。

19.桜並木が続く「国立市大学通り・さくら通り」

国立駅からすぐの国立市大学通りとさくら通りは、国立市のメインストリート。春には大学通りとさくら通り合わせて約340本の桜が咲き誇り、見事です。さくら通り沿いは谷保(やほ)第三公園があり、毎年「くにたちさくらフェスティバル」が開催されています。

2021年のくにたちさくらフェスティバルは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、中止となりました。

20.昭和記念公園

立川市と昭島市にまたがる、広大な敷地をもつ公園。全園で約1,500本もの桜があります。絶好のお花見スポットは、広場に桜が植えられた「桜の園」というエリア。ブルーシートを敷いて、食べたり飲んだり、ゆっくりとお花見を楽しめます。

料金、行き方については「【東京都】1年中花が楽しめる昭和記念公園〜アクセス・見どころ・イベント〜」をご覧ください。

外で花見をするときの服装、花見の時期の東京の気温

3月末から4月上旬の東京の気温は、10度前後。少し肌寒く感じると思います。

厚手のコートでなくてもよいですが、上着は必要です。また、この時期は日が暮れると気温がぐっと下がります。

お花見のマナー

大勢の人が集まるお花見では、場所取りやゴミのマナーを守ることが大切。ルールを守って、楽しいお花見にしましょう。

場所取りのマナー

場所取りの方法としては、ブルーシートを広げて確保するのが一般的です。このときの注意点の1つは、必要以上に場所を確保しないこと。あまりにも広すぎるスペースを確保するのはマナー違反です。

また、場所を確保したら、その場所に誰かが必ずいなければなりません。誰かがその場にいなければ、警備員が片付けてしまうことが多いです。

ちなみに、せっかく場所取りをしても、風が強ければシートが飛ばされてしまいます。近くにある石や、ペグを持参してシートを固定します。ただし、桜の根にペグを打ち込むのはマナー違反です。

人気のお花見スポットでは、当日の早朝や前日の夜から場所取りをする人もいます。観光客の方は前日や早朝からは難しいと思いますが、人気のスポットはできるだけ早めに場所取りすることをオススメします。

ゴミのマナー

お花見スポットの多くは公園や河川敷など公共の場なので、敷地内にはお花見客用にゴミ箱が設置されている所が多いです。細かく分別を求めているゴミ箱が多いので、それに従ってゴミを捨てるようにしましょう。

こちらは上野公園の桜まつりのゴミ箱。「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「ビン・カン・ペットボトル」など、細かく分かれています。指定されている通りに捨てるようにしましょう!

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