競泳・孫楊がサッカー・ネイマールらとともに10大嫌われスポーツ選手に認定

ドーピング問題に揺れる孫楊(ロイター)

競泳の五輪金メダリストでドーピング問題に揺れる孫楊(29=中国)が、スペイン紙に世界10大嫌われ選手に認定されたことに対し、中国の新浪体育は30日、「孫があのネイマールやガトリンと肩を並べた」とやや自虐的に報じた。

「世界で最も嫌われている選手」を選定したのはスペイン「マルカ」紙。サッカーのブラジル代表FWネイマール(28)、陸上のジャスティン・ガトリン(38=米国)、ボクシングの元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(43=米国)らとともに、孫もランクインした。理由は「その態度は傲慢さで有名、ドーピング違反で永久追放を受ける可能性もある」というもの。

新浪体育は「嫌われ選手認定は非常に主観的な印象がある」としつつも「孫がこれだけの世界的スターとともに選ばれたのは驚き。孫の知名度が高いということか」などと記した。また、孫が競技ではなくドーピング検査妨害など、プールの外で起こした事件のほうが、海外で多く報じられていることも触れている。ちなみにネイマールについてマルカ紙は「シミュレーション王」としている。

記事に対しては「海外メディアが何と言おうが孫は素晴らしい」とかばう声の一方で、「(嫌われ認定は)その通りです」「確かに嫌われている」と納得の声も寄せられた。

孫は、ドーピング検査妨害を巡り、スポーツ仲裁裁判所(CAS)から8年間の資格停止処分が科されたが、CASのパネルの1人に問題があったとしてスイス連邦裁判所が無効とし、再びCASへ差し戻されている。

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