吉備津神社・国宝の拝殿の柱など9カ所に「ひっかいたような傷」…警察が岡山城の傷との関連を調査 岡山市

岡山市の吉備津神社で国宝の拝殿などに傷が見つかりました。
1月には岡山城でも同じような傷が見つかっていて、警察が関連を調べています。

15センチほどの傷が複数つけられている

(記者)
「こちら15センチほどの傷が複数つけられていて、近くで見るとえぐられて溝になっているのが分かります」

(吉備津神社/上西謙介 禰宜)
「(防犯)カメラを意識して避けながら、カメラに映らないところでやってるような印象がちょっとありますね」

休憩所の木製のベンチ

吉備津神社によりますと、1月22日に休憩所の木製のベンチに傷がついているのを職員が見つけました。

他の場所も調べたところ、国宝に指定されている拝殿の柱など合わせて9カ所に、何かでひっかいたような傷が見つかりました。

吉備津神社/上西謙介 禰宜

(吉備津神社/上西謙介 禰宜)
「600年間守り受け継がれてきた建物です。その時代、その時代の人が大切に守ってきたから残っているものですので、それを痛める、故意に傷つけるというのは非常に残念でなりませんし、強い憤りを覚えます」

調査すると、国宝に指定されている拝殿の柱など合わせて9カ所に傷が見つかった

1月18日には岡山城の天守閣などで似たような複数のひっかき傷が見つかっていて、警察が関連を調べています。

© 株式会社瀬戸内海放送