マンUのFWアントニー・マルシャルの夫人に殺害予告! SNS上の人種差別的虐待が悪化

人種差別的虐待を受けているFWマルシャル(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドが所属するFWアントニー・マルシャル(25)夫人が殺害予告を受け、クラブがセキュリティー体制を強化したと英紙「デーリーメール」(1月31日付)が報じた。

1月27日にマンチェスターUがシェフィールド・ユナイテッド戦に敗れた試合後、マルシャルら一部のイレブンがSNS上で人種差別的な虐待を受けたことが判明。クラブ側はこれを非難し、警察当局に捜査を求めたとする声明を発表した後、マルシャル夫人がSNS上で殺害予告を受けたという。

同紙は「マルシャルの妻メラニーはインスタグラムで、彼女自身と彼女の夫の両方への殺害の脅迫を含むさらなる虐待を受けた」とし「彼の家が標的にされた後、クラブはセキュリティを強化した。オンラインでマルシャルと、その妻がターゲットにされたことで、クラブに自宅のセキュリティーを要望した」と伝えている。

昨年1月、マンUの最高経営責任者(CEO)のエド・ウドワード氏の自宅に花火が投げ込まれ「お前、死ね」などと壁に書き込まれる事件が発生した際、クラブ側はCEOの自宅警備を強化した。子供がいるマルシャル夫妻は状況を不安視しており、当時と同じようなサポートを期待しているという。

同紙によると、マンチェスター警察は「憎むべき」メッセージと認識しており「徹底的に調査する」との声明を発表したと伝えている。

© 株式会社東京スポーツ新聞社