がん患者の卵子凍結は20万円

経済負担大きく、厚労省が補助

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厚生労働省=東京都千代田区霞が関

 厚生労働省は1日、小児や若者のがん患者が将来子どもを授かる可能性を残すため、卵子や精子の凍結保存にかかる費用を補助する事業案を同省の有識者会議に示した。卵子の凍結は1回当たり20万円、精子の凍結は同2万5千円を上限に助成する。凍結保存は高額な自費診療となるため、若いがん患者にとって経済的な負担が大きく、国の支援が求められていた。

 卵巣や精巣などの生殖器は、抗がん剤や放射線治療の影響で妊娠するための機能が失われる場合がある。あらかじめ卵子や精子などを採取し凍結保存しておけば、がんの治療後に保存した卵子などを用いて妊娠や出産に至ることが期待できる。