松本のシンボル!アルプスの山々に映える、美しき松本城【現地ルポ】

長野県松本市を訪れたなら、必ず寄りたい観光スポットのひとつが松本城ではないでしょうか。松本城は日本のお城の中でも人気が高いお城で、トリップアドバイザーの「旅好きが選ぶ!日本人に人気の日本の城ランキング 2020」でも2位にランクインしています。国宝であり、現存する五重六階の天守では最古の木造天守である松本城は、一見の価値がある素晴らしいお城でした。

人気のお城「国宝 松本城」へ

JR松本駅からは徒歩20分程度の場所に位置する松本城。城下町を散策しながら、歩いて向かうのもおすすめです。しばらくすると、石垣の上に佇む松本城が見えてきました。この日は快晴だったので、青空に黒い松本城の映えること。とても美しいです。

通路には、松本城歴代城主の名と家紋が描かれた灯篭。暗くなると明かりが灯ります。

歴代城主はわかりやすくまとめられていました。こちらで確認できます。観覧料を払ったときにもらうパンフレットにも記載がありますよ。

観覧料は700円(高校生以上の大人)です。黒門をくぐったら順路に従い、お城の入り口の方向へ進みましょう。

大きな荷物はコインロッカーに入れるべし

売店や松本城管理事務所を右手に進んでほどなくすると、コインロッカーが見えてきます。

リュックなど、大きな荷物類はコインロッカーに入れましょうとあります。筆者もリュックをコインロッカーへ入れました(有料100円)。天守に入場すると、かなりな急階段を登ることになります。荷物が多いと危ないので、ぜひここで荷物を預けましょう。もちろん、貴重品は携帯してくださいね。

広い敷地を歩いて、天守閣入口へ進みます。

撮影スポットに最適な場所で、遠目から見る松本城も写真におさめました。雪化粧をまとうアルプスの山々に、青空、松本城が映え、素晴らしい景観です。一緒に写っているのは、松本市のマスコットキャラクター「アルプちゃん」。甲冑を被ったアルプちゃんです。

松本城の天守群は、大天守(だいてんしゅ)・乾小天守(いぬいこてんしゅ)・渡櫓(わたりやぐら)・辰巳附櫓(たつみつけやぐら)・月見櫓(つきみやぐら)の五棟から成ります。松本城は戦国時代の永正年間に造られた深志城が始まり。国宝に指定されており、現存する最古の五重六階木造天守です。

いよいよ天守の中へ!当時に思いを馳せる

天守閣入口では、密を避けるため、前後の人と距離を取って入場するように案内されます。混んでいる場合は、入場まで少し時間がかかることもありそうですね。

入口では靴を脱ぎ、脱いだ靴を袋に入れて持ち歩きます。冬場はかなり足元が冷えるので、厚手の靴下を履くなど準備していくことをおすすめします。

内部では、火縄銃や鉄砲、瓦や古銭などなど・・・さまざまな展示品を見ることができます。また、武者窓から外を覗いてみたりして、その当時はどんな景色が広がっていたのだろうと、思いを馳せてみたりしました。

また、窓の上部が尖りアーチ形になった「花頭窓(かとうまど)」を見ることもできます。中国から鎌倉時代の日本に入り、その後に城郭建築に広がったという、印象的な窓の形状です。この、花頭窓を通して撮った写真も絵になりますね。

急な勾配の階段に驚き!足元には気を付けよう

3階、4階、5階へと上がる階段は、狭いうえにかなり急な勾配になっています。手すりにつかまり、焦らずゆっくりと進みましょう。日本のお城の中でも、松本城は特に階段の勾配が急なように感じました(あくまでも個人の感想です)。天守は6階までなので、心して進みましょう。

天守4階まで登ると、3階までとは異なり、天井が高く日が入るので明るく感じられます。有事の際には、6階とともに城主の座所となった場所と考えられているそうです。

やっとの思いで天守6階まで登りました!天守6階から、東西南北それぞれの眺めをぜひ楽しんでみてください。

天気が良いと、北アルプスも綺麗に見えます。歴代の松本城主たちも、この美しいアルプスの山々を眺めていたのでしょうか。

松本城の敷地内には松本市立博物館があり、見学が可能です。松本のまちの歴史や、松本城についてなど、時系列で松本についての理解を深めることができますよ。こちらもせひ見学を。

国宝 松本城

住所:長野県松本市丸の内4-1

電話番号:0263-32-2902

HP:https://www.matsumoto-castle.jp/

年末を除き無休

開場 8:30~17:00(最終入場 16:30)※時期により変動あり

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[All Photos by Chika]

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