地域通貨「MINAコイン」運用開始 南島原 256店で利用可能

スーパー店員(左)からMINAコインの利用方法の説明を受ける市民=南島原市加津佐町、フレッシュもとやま

 長崎県南島原市と十八親和銀行などは1日、地域電子通貨「MINA(ミナ)コイン」の運用を開始した。
 サービスは地域経済活性化と新型コロナウイルス対策として実施。利用者がお金をスマートフォンにチャージし、「1コイン=1円」のMINAコインに変換、小売店や飲食店など市内256の加盟店(1日の開始時点)で利用できる。
 加盟店は飲食業や小売業、ガソリンスタンド、タクシーなどさまざま。初日はチャージした金額に対して50%のポイントを付与する新規加入キャンペーン(3月15日まで。上限に達した時点で終了)などの効果もあり、銀行窓口での登録・入金や店舗での購入でにぎわった。
 加津佐町でスーパーを経営する元山久美子さん(58)は「(コロナ禍による市民の)巣ごもり需要で売り上げは伸びている一方、飲食業者の購買力は落ちている。MINAコインを機に地域経済が少しでも潤えば」と期待を寄せた。

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