ミカン畑に野ウサギ...飼育放棄か 農作物への被害を懸念「動物捨てないで」

 【本部】沖縄県本部町伊豆味恩納原のミカン畑に、ウサギ2匹が野生化してすみ着いている。畑の持ち主によると、昨年末から住み着いているという。

 ウサギは1月23日、ミカン畑周辺の草を食べている様子が見られ、穴を掘って生息していた。同地域は現在ミカンの収穫時期。このままウサギが成長して住み着くと、ミカンの木の根っこを掘って農作物に被害を及ぼす可能性があると、農家は心配している。

 ウサギは生まれて3カ月ぐらいで人間だと5歳ぐらい。人間が近づいても逃げないのでペットとして飼われていた可能性がある。畑の持ち主は「養っている動物を大切にして飼育放棄しないでほしい。大きな被害にならないようにウサギなどの動物を捨てないように」と訴えている。

 (上間宏通信員)

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