NEWS加藤が吉川英治文学新人賞候補に 故ジャニーさんは「僕が書いてることを知らなかった」

ジャニーズ事務所

アイドルグループ「NEWS」の加藤シゲアキ(33)が2日、NHK土曜ドラマ「六畳間のピアノマン」(6日スタート、土曜午後9時=全4回)のリモート取材会に登場した。

加藤の小説「オルタネート」が、2021本屋大賞に続き、第42回吉川英治文学新人賞にもノミネートされた。

発表がこの日の朝だったこともあり、NEWSのメンバーからは今のところ反響はなし。それでも「文学に詳しい仲間からは『すごいね』と言ってもらってる。直木賞を受賞していたら、吉川英治文学新人賞は候補にならないので『(直木賞に)ならなかったから、なれる候補もあるね』と優しい励ましをいただきました」と明かした。

執筆活動の評価が高まることで、本業とのバランスの難しさも生じてきそうだが「目の前にあることをやってるだけ。常にやりたいことが積み重なっているので、順番にやっているだけでバランスを取ろうとかは思ってないですね」とマイペースを強調。

2019年に亡くなったジャニー喜多川さんと執筆活動について話していたのかについては「あまり言えなかった。僕が書いてることを知らずに天国に行っちゃったんじゃないか。心残りでもありますし、お墓参りした時にご報告できたら」と話した。

3つの文学賞にノミネートされる一方で、自身はコロナに感染。手越祐也がグループから脱退するなど波乱の今年度となったが「激動の1年でした。執筆活動がどんどん広がって、文学賞の候補になったり、あらゆるチャレンジが一つの形になった。一方で、グループの形が変わったり、個人でコロナになったり、不安定な一年だった。良いことも悪いこともたくさんあった。これがタレントしてある意味の醍醐味と痛感しましたし、結局、この仕事がどこまで行っても好きだと実感もしました」と振り返った。

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