【テニス】大坂なおみ今季初戦を圧勝 全身白ウエアで白星発進

初戦を快勝した大坂(ロイター)

女子テニスの世界ランキング3位・大坂なおみ(23=日清食品)が今季初戦となる「ギプスランド・トロフィー」(オーストラリア・メルボルン)の2回戦で、同53位のアリゼ・コルネ(31=フランス)を6―2、6―2のストレートで快勝。盤石な試合運びで3回戦進出を果たした。

全身白のウエアを着用した大坂はマーガレット・コートの第3試合に登場。開始早々、ウイナーを連発して第1ゲームをラブゲームでブレーク。いきなり「カモン!」の発声が出た。勢いに乗った大坂は第3ゲームもブレークし、自身のサービスゲームをすべてキープして最初のセットを奪った。

第2セットも大坂のペースは続く。第2ゲームは0―30と劣勢になったが、この試合4本目のサービスエースなどでキープ。第3ゲームではバックハンドウイナーやボレーでポイントを重ねてブレークした。その後も大坂は落ち着いたプレーで主導権を握り、第5ゲームもブレーク。大崩れないまま第8ゲームでサービングフォーザマッチ(キープすると勝利)をデュースの末に制し、危なげなく初戦をものにした。

今大会は4大大会、全豪オープン(2月8日開幕・メルボルン)の前哨戦。一昨年前に全豪制覇した地で快勝した大坂は、試合後にインタビュアーに「ようこそ、メルボルンへ」と言われると、満面の笑みで「サンキュー!」と応え、観客に手を振って喜んでいた。

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