近大サッカー部が大麻使用部員らを処分 監督には退任勧告

近畿大学

近畿大(大阪・東大阪市)は2日、サッカー部の部員による大麻使用が発覚した件の学内調査が終了し、処分が決定したと発表した。

昨年9月に他の部員からコーチに「大麻を使用している部員がいる」との報告を受けたことがきっかけで当問題が発覚。所属する関西学生サッカー連盟のリーグ戦の残り試合を全て出場辞退していた。
当初は部員5人が使用を認めていたというが、最終的に部員1人を退学処分、7人を停学処分、1人を厳重注意とした。指導者についても、監督に退任勧告、部長、コーチ2人に譴責処分を下した。さらに、大麻使用を認めた部員の知人であるサッカー部以外の学生3人の使用も判明。1人を停学処分、2人を厳重注意とした。

近畿大は、ホームページ上で「本学では、違法薬物に関してこれまで様々な機会を通して学生に注意喚起を行ってきましたが、今回このような事態が起きてしまったことは極めて遺憾であり、責任を痛感しています。本学としては、学生の薬物乱用については今後も厳しい姿勢で臨むとともに、学生に対してコンプライアンス遵守のための研修を実施するなど、全学をあげて再発防止に取り組んでまいります」と謝罪した。

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