桑田コーチが見つめる中 巨人のS班4投手がブルペン投球

ブルペンで投げ込む巨人・大竹(球団提供)

巨人のベテラン、主力組で構成されるS班の4投手が2日、ブルペン入りした。

昨季の終了が11月末までずれ込んだことを考慮し、S班は東京ドームでキャンプイン。桑田コーチが見つめる中、G投最年長の大竹寛投手(37)は23球を投じると「バランス重視で指にかかってボールが投げられた」と振り返った。

「自主トレからキャッチボールを大事に、スローイングも見直して丁寧にやってきました。傾斜になっても大事にイメージしているような指のかかりができていたのでこれを続けていきたいです」とベテランは手応え十分な様子だった。

また、昨季37登板で防御率1・00の左腕・中川皓太投手(26)は40球を投じると「自主トレから下半身の強化を意識してやってきました。シーズン中に疲れてくると上半身に頼ったピッチングになりがちなので、調子がいい時からしっかり下半身を使うことを意識してやっていきたい」と前を向いた。

昨季46試合登板の鍵谷陽平投手(30)は53球。「変化球を交えて、順調にいい感じに投げられました。例年よりも短いオフの期間でしたので、その間はトレーニングを重点的にやりました。ここからはパフォーマンスに結びつけられようにしっかりと調整していきたいです」と腕をぶす。

2日連続でブルペン入りした左腕・今村信貴投手(26)は62球。「自主トレでは投球の出力をあげるためのランニング、トレーニングをしてきました。今日のブルペンでは瞬発的な力を出すことを意識して投げました。強いボールを投げ込めるようにしたい」と先発ローテ入りに向け意気込んだ。

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