【大相撲】綱取り失敗&カド番・貴景勝が稽古再開「実力が足りない」

稽古で汗を流す貴景勝

大相撲の大関貴景勝(24=常盤山)が2日、東京・台東区の部屋で稽古を再開した。

1月の初場所は自身初の綱取りに挑戦したが、左足首を負傷して途中休場。3月場所(3月14日初日、東京・両国国技館)はカド番で迎える。この日は四股などの基礎運動で調整し「まだ万全じゃないですけど、基礎をできる範囲でやっていく。焦らずにゆっくり状態を上げていきたい」と現状を説明した。

初場所は埼玉栄高の先輩で〝盟友〟の幕内大栄翔(27=追手風)が初優勝した。貴景勝は「強いから優勝している」と大栄翔の実力を認める一方で、自身については「まだまだ、もっと強くならないといけないということ。実力があったら勝つし、負けるということは実力が足りないということ。また来場所しっかりやっていきたい」とさらなるレベルアップを目指す構えだ。

3月場所は新型コロナウイルスの影響で大阪ではなく東京開催へ変更になった。兵庫出身の貴景勝は「ご当地なので応援していただける方も多いし(大関昇進など)いい節目になっている場所でもあったから残念」と複雑な心境をのぞかせつつも「テレビで地元の皆さんに喜んでもらえるように一生懸命頑張る」と活躍を誓った。

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