JSB1000は17台、ST1000は22台が2021年にフル参戦。指定ゼッケンも公開/全日本ロード

 2月2日、一般社団法人ART(Association of Road racing Teams)は、2021年の全日本ロードレース選手権における年間エントリーリストと指定ゼッケンを公開した。

 今回一般社団法人ARTが公開したリストでは、2021年シーズンの全日本ロードにJSB1000クラスは17台、ST1000クラスは22台、ST600クラスは26台、J-GP3クラスに19台がフル参戦することが確認できるが、チーム名や参戦バイクは明らかになっていない。

 また、今季から希望ゼッケンの申請受付が廃止されることが決まり、前年度のランキング順にゼッケンナンバーが指定されることになっており、各ライダーのゼッケンナンバーが明確となった。

 この規則はJSB1000、ST1000、ST600、J-GP3の全クラスで採用され、1位~10位のライダーはゼッケンプレートが赤地に白文字。11位以降は、JSB1000が黄地に黒文字、ST1000は紺地に白文字、ST600は白地に黒文字、J-GP3は黒地に白文字となる。

2021年全日本ロードレース選手権 年間エントリーと指定ゼッケン(2021年2月2日時点)

 JSB1000クラスは、昨年王者の野左根航汰に年間指定ゼッケンナンバー『1』が付与されているが、スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦するため、年間エントリー登録されていない。また、ゼッケン『4』が付与された水野涼はブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB)に参戦するため不在となる。

 フル参戦するライダーでは清成龍一が#2、濱原颯道が#3、岩田悟が#6、中須賀克行が#7、関口太郎が#9、加賀山就臣が#10、亀井雄大が#11、柳川明が#12、児玉勇太が#13、津田一磨が#15、中冨伸一が#16、秋吉耕佑が#18を掲げる。

 そして、JSB1000クラスに新規参戦するライダーや復帰するライダーには、昨年ポイントを獲得した24名より後ろのナンバーが付与されており、名越哲平が#25、國川浩道が#26、江口謙が#27、東村伊佐三が#28、須貝義行が#29となる。

 ST1000クラスは、昨年チャンピオンの高橋裕紀がFIM世界耐久選手権(EWC)とダブルエントリーしており、4クラスで唯一ゼッケン『1』を掲げる。以降は、#3の作本輝介、#4の藤田拓哉、#5の榎戸育寛、#6の星野知也、#12の長谷川聖、#14の渥美心、#17の谷本音虹郎、#18の柴田義将、#19の新庄雅浩、#21の松川泰宏、#31の中澤孝之が同クラスに継続参戦する。

 ST1000クラスに新規参戦するライダーでは#37の渡辺一馬、#38の前田恵助がJSB1000クラスから参戦。昨年ST600クラスで王者に輝いた岡本裕生が#39、ランキング2位の南本宗一郎が#40、和田留佳が#41、昨年J-GP3王者の村瀬健琉が#43を掲げる。そして梶山知輝が#44、芦名秀美が#45、鈴木孝志が#46、豊島怜が#47となる。

 ST600クラスは継続参戦が20名、新規参戦が6名。J-GP3クラスは継続参戦が12名、新規参戦が7名となるが、ロードレース世界選手権Moto3クラスに参戦した経験を持ち、2019年にJ-GP2クラスを戦った尾野弘樹が同クラスに参戦することがわかった。

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