カージナルスがアレナド獲得でWS優勝オッズが急上昇 3度の本塁打王&8年連続GG賞

8年連続ゴールドグラブ賞を受賞のアレナド(ロイター=USA TODAY)

1対5のトレードでロッキーズからカージナルスへ移籍したノーラン・アレナド内野手(29)が2日(日本時間3日)にオンライン会見に応じた。

「カージナルスの一員になれることにとても感謝している。私と私の家族は、本当に興奮している。子供の頃はワールドシリーズ(WS)で優勝することが夢だったし、それは今でも夢」とWS制覇への思いを語った。

全米を驚かせたトレードについては「私はそれ(トレード)が近いことを知っていたが、飛び上がったり、興奮しすぎてはいけないと思っていた。でも、それ(移籍交渉)が成立したと聞いた時はワクワク(興奮)したね」と心境を正直に明かす。

「ロッキーズの仲間のことを考えると寂しいが、素晴らしい選手、素晴らしい歴史のあるセントルイスに来ることができて、とてもエキサイトしている」と新天地での活躍を誓った。

メジャーデビューした2013年から8年連続で三塁手部門でゴールドグラブ賞を受賞している球界一の名手。バットでも本塁打王に3度、打点王にも2度輝くなど、すでに通算1206安打、235本塁打をマークしている。米スポーツサイトのブリーチャー・リポートは2日に強打の三塁手を補強したカージナルスのWS優勝オッズが「40倍から20倍になっている」と、早くも急上昇していると伝えた。

米賭けサイトのスポーツベッティング・ダイムに掲載されている最新のWS優勝オッズによると、カージナルスの20倍はレイズ、ツインズ、アストロズと並んで8位タイ。1位は昨季のWSを制したドジャースで4・5倍、2位はヤンキースの5・5倍、3位はパドレスの8倍と続いている。

カージナルスが11年以来、12度目のWS制覇を成し遂げるためには、先発投手の補強に加え、FAになっているヤディエル・モリーナ捕手(38)との再契約が条件といえそうだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社