宇崎竜童 余貴美子にお尻丸見え 「恥ずかしかった」 「痛くない死に方」で明るい末期がん患者役

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長尾和宏のベストセラー「痛くない死に方」「痛い在宅医」を原作とした映画「痛くない死に方」(2月20日劇場公開)の完成披露舞台挨拶が2日に都内で行われ、柄本佑、坂井真紀、宇崎竜童、奥田瑛二、監督・脚本を務めた高橋伴明が登壇。明るい末期がん患者・本多役の宇崎竜童が、撮影時のエピソードなどを語った。

高橋監督とは30代前半からの付き合いという宇崎は、本多役に高橋監督のキャラクターが投影されていると指摘し、「何を考えて生きているか、何をやらかしてきたかほとんど知っているので、そのままやればいいのだなと、一切芝居はせずに高橋伴明監督を体の中にそのまま持ち込んできてやらしていただきました。とても楽しく、あっと言う間に撮影が終わってしまいました」と撮影を振り返った。

宇崎は本編で白髪姿を見せている。白髪は地毛であることを明かし、「何十年もやっているこの髪型なんですけれど、(白髪染めに)25分かかるんです。病人になってもするだろうかと思ったら、しないよねと。25分間で宇崎を偽装するんです。それはあまりにも病人らしくないなと思って、衣装合わせに白髪染めも何もとってバサバサの髪で行ったら、『それでいいじゃない』と言ったんで。あまり人にお見せしたことがないんですけれど、あれが私の本当の白髪です」と告白。会場は大爆笑となった。

また、訪問看護師役の余貴美子とのシーンについて、「台本を読んだ時、一つだけ監督に、『お尻映さないでくれる?』とお願いしました。画面を見たらお尻は映っていなかったんですけれど、完全に余さんには丸見えだったんです(笑)。撮っている間中、恥ずかしかったです」と、撮影時のエピソードを披露した。

「痛くない死に方」は、在宅医療の専門家である長尾和宏のベストセラーを原作に、仕事に追われて家庭崩壊の危機に陥りながらも、大病院でなく在宅医だからこそできる医療を模索する医師の成長物語。主人公の医師・河田仁を柄本佑が演じ、坂井真紀、奥田瑛二、余貴美子、宇崎竜童、大谷直子らが脇を固めている。監督・脚本は、「BOX 袴田事件 命とは」などを手がけた高橋伴明が務めている。

痛くない死に方
2月20日(土)よりシネスイッチ銀座ほかにて公開
配給:渋谷プロダクション
©「痛くない死に方」製作委員会

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