パラグアイ移籍の森本貴幸に〝先輩〟武田修宏氏がエール「負けた次の日は外を歩けない」

武田氏(左)と森本

サッカーのパラグアイ1部スポルティボ・ルケーニョは2日、元日本代表FW森本貴幸(32)と1年契約を結んだと発表した。

森本は昨年9月、当時所属していたJ2福岡との契約を解除し、同10月にギリシャ3部のAEPコザニに移籍。だが、新型コロナウイルスの影響で同リーグの開催が見込めなくなったこともあって、先月29日に退団していた。

スポルティボ・ルケーニョには2000年、元日本代表FW武田修宏氏(53=本紙評論家)が在籍。以後、パラグアイリーグでは元日本代表MF広山望、名古屋やFC東京などで活躍したFW福田健二などがプレーしている。

今回の移籍を受け、武田氏は「自分がつくった道に広山、福田、そして森本と進んでくれてよかった。本当に頑張ってほしいし、応援したい」。パラグアイリーグの特徴については「選手はまじめで我慢強い。サポーターは熱くて、勝てば称賛だけど、負ければひどい罵声。ルケーニョがあるルケ市は小さいので、負けた次の日なんて、大げさじゃないけど、外を歩けない。でも、文化も環境も違うところでまたサッカーを楽しんでほしい」とエールを送った。

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