「はたらく細胞」の企業コラボに迫る!監修医師に魅力を聞いてみた

今年の1月からテレビアニメの第2期となる「はたらく細胞」と「はたらく細胞BLACK」の放映がスタートし、ますます人気沸騰中の「はたらく細胞」。さまざまな企業やイベントとコラボしたり、医療従事者からも評価も高かったりと、幅広い層のファンに支持されているのもこの作品の魅力です。そこで今回は、はたらく細胞の最近のメーカーとのコラボや、「はたらく細胞BABY」監修医師へのインタビュー内容をお届けします。

■「はたらく細胞」とは

「はたらく細胞」とは、人間の体の中を舞台に、赤血球や白血球(好中球)、小板などの細胞たちが擬人化されて活躍する「体内細胞擬人化ファンタジー」です。

清水茜さん原作の漫画作品からはじまり、2018年にはTVアニメ化・舞台化までされ、数々のスピンオフ(派生作品)も出ている人気の作品。シリーズ累計発行部数は500万部を突破しています。「人体」「健康」を親しみやすい切り口で描いていることから、子どもから大人まで幅広い層の支持を得ており、医療従事者からの評価も高い作品。2021年1月からはTVアニメ第二期も放送中です。

■大塚製薬やユーグレナとのコラボも

「はたらく細胞」は、人体や健康について、細胞を擬人化したキャラクターやドラマチックなストーリーを通じてわかりやすく楽しく学べることもあり、市販の健康食品とのコラボもされています。

2019年、2020年には夏場に大塚製薬株式会社のポカリスエットとのコラボ動画が発表され、熱中症予防を効果的に呼びかけました。

また2021年1月12日から始まった株式会社ユーグレナとのコラボでは、清水茜先生描き下ろしのオリジナルキャラクター「ユーグレナさん」が登場し、話題となっています。

[YouTube https://www.youtube.com/watch?v=NSIFn4YVJA8]

『はたらく細胞 ユーグレナ編~ユーグレナで、免疫細胞がもっと強くはたらく!~』

ストーリーの舞台は、栄養摂取のバランスが悪く、ストレスフルな生活を送る人の体内。免疫細胞たちも栄養不足で、日々の戦いにも力が入らず、弱体化(スランプ)状態にあり、免疫細胞を助けるはずの乳酸菌たちも元気のない状態から始まります。

「ユーグレナさん」

そんな危機的な世界の救い手としてユーグレナさんが登場。石垣島ユーグレナが持つ59種類もの栄養素が体内に運び込まれ、さらに「パラミロン」というユーグレナ特有の成分も栄養素と一緒に体内に入ってきたことで免疫細胞や乳酸菌が活性化。黄色ブドウ球菌などを倒し、体内には平和が訪れました。

作品では石垣島ユーグレナが、健康なカラダづくりに欠かせない3つの要素「栄養・疲労回復・免疫力」をトータルサポートする新時代のスーパーフードであることがわかりやすく紹介されました。

特設サイトでもわかりやすく解説されているので、ぜひチェックしておきましょう。

■「はたらく細胞BABY」監修医師に魅力を聞いてみた!

スピンオフ作品も見逃せません。

例えば「はたらく細胞」の“赤ちゃん版”「はたらく細胞BABY」は、2019年10月17日発売のモーニング、Dモーニング46号(講談社)ではじまり、2020年1月9日に単行本第1巻が発売。現在は第2巻まで出ています。

ストーリーの舞台は、妊娠40週の胎児の身体の中。もちろん胎児の体内でも赤血球を中心とし、細胞たちがせわしなく働いています。細胞たちもまだ初心者。陣痛から出産まであらゆることが起きますが、無事に出産し、赤ちゃんの身体の内部でさまざまな細胞が働きながら生きている仕組みがわかる作品です。

この作品の医療監修を務めた株式会社Kids Public「小児科オンライン」代表の小児科医、橋本直也先生に「はたらく細胞BABY」の魅力を伺いました。

「はたらく細胞BABYでは、かなりしっかり医療監修をさせていただいております。小児科医の目からみても違和感のない、リアルな細胞たちの活躍が描かれているところが魅力です」(橋本先生)

「はたらく細胞BABY」をまだ見たことのない人に、おすすめのコメントをいただきました。

「母親のお腹の中で守られていた赤ちゃんが生まれて、外の環境にさらされながら、細胞レベルで日々成長し、自立していく様子がリアルに描かれています。ぜひ、そうした人間の成長の神秘を感じてもらえたらと思います。特に、出産のシーンは医療監修をしている私もジーンとするぐらいオススメの場面です」(橋本先生)

まとめ

「はたらく細胞」シリーズは、身体の仕組みがわかりやすく学べる楽しい作品。メーカーなどとのコラボなど、身近に楽しめる機会も出てきています。まだ作品を見たことがないという人は、TVアニメはもちろん、コラボ作品や原作をチェックしてみてはいかがでしょうか。

【取材協力】

橋本直也先生
株式会社Kids Public CEO,小児科オンライン代表, 小児科専門医, 公衆衛生修士
2009年 日本大学医学部卒、2011年 聖路加国際病院にて初期研修修了、2014年 国立成育医療研究センターにて小児科研修修了、2016年 東京大学大学院 公共健康医学専攻修士課程卒業。2015年- 都内クリニック勤務、株式会社Kids Public設立。2020年- 成育医療等協議会委員, 健やか親子21推進協議会幹事。(https://syounika.jp/)(https://obstetrics.jp/)

【参考リンク】

「はたらく細胞 ユーグレナ編~ユーグレナで、免疫細胞がもっと強くはたらく!~」Webサイト(https://www.euglab.jp/lp/hataraku-saibou/)

「はたらく細胞BABY」(https://morning.kodansha.co.jp/c/hatarakusaiboubaby.html)

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