スティーヴン・ユァン アメリカでの成功を夢見る、泥臭くも人間味たっぷりの父親姿 「ミナリ」場面写真

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農業での成功を夢見てアメリカに移住した韓国人一家を描く映画「ミナリ」(3月19日劇場公開)から、スティーヴン・ユァン演じる父親・ジェイコブを切り取った新場面写真が公開となった。

公開された場面写真には、韓国人一家の父親・ジェイコブ(スティーヴン・ユァン)がアーカンソーの荒れた土地を前に少年のように目を輝かせている表情や、農作業へ打ち込む姿などが写し出されている。「子どもたちに成功する姿を見せてやりたい」と願うジェイコブが、優しい眼差しで息子を見つめる姿を映し出した写真もある。

父親のジェイコブを演じたスティーヴン・ユァンは、大人気海外ドラマ「ウォーキング・デッド」のグレン役で人気を博し、第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映された「バーニング 劇場版」では、物語のカギを握る謎の男・ベンを怪演した。「ミナリ」では、強引なやり方に反対する妻との衝突や予期しない困難が降り注ぐ中、農園を作る夢の実現のために揺るぎない意志をみせるジェイコブを、泥臭くも人間味たっぷりと演じている。

「ミナリ」の監督は、ハリウッド実写版「君の名は。」の監督に抜擢されたリー・アイザック・チョンが務めている。タイトルの「ミナリ」とは、水辺に育つ韓国の芹(セリ)のこと。2度目の収穫のほうがおいしいとされており、成長した子供世代の幸せを願う親の気持ちが込められたタイトルとなっている。サンダンス映画祭でグランプリと観客賞の二冠を獲得し、アカデミー賞の前哨戦の1つと言われているロサンジェルス映画批評家協会賞では、助演女優賞(ユン・ヨジョン)を受賞。ヴァラエティなどの有力誌では、アカデミー賞の有力候補作に挙げられている。

ミナリ
2021年3月19日(金)TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
配給:ギャガ
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