ハイパーGT開発としてのバティスタ(Battista)プロトタイプの「Quick Nick」テストが加速 

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・元F1レーサーでフォーミュラEのレーサーであるニック・ハイドフェルドが、バティスタ・ハイパーGT純電気自動車のテストプログラムに専門知識を提供する

・エンジニアたちが有名なダイナミックスパッケージの微調整をする中、イタリアにあるナルド・テクニカル・センター(Nardò Technical Center)での車両開発チームにハイドフェルドが参加してバティスタ初のテストを実施。

・ハイドフェルドは次のように述べた。 「バティスタのとても自然な走行感には全く驚いた。私たちはあらゆる速度で楽しめるハイパーGTを製作しているが、ナルドで達成できたコーナリングのコントロールや速度は素晴らしいものだ。」

・路上テストによって、車台の個別設定、アエロダイナミックス・パッケージ、トルクのベクトル化、5種類の運転モードの選択など、さらなる改良と修正が可能になる。

・バティスタ・ハイパーGTプロトタイプの初のテストを行うニック・ハイドフェルドの様子はこちら: www.youtube.com/watch?v=jyY95MUhBa4

ナルド、イタリア, 2021年2月3日 /PRNewswire/ -- 伝説のレーサーとアウトモビリ・ピニンファリーナ(Automobili Pininfarina)テスト、そして開発ドライバーのニック・ハイドフェルドが、イタリア、ナルド・テクニカルセンターで、進行中のプロトタイプ開発の一環として、新型バティスタのハイパーGT車を路上に初めて登場させた。

ハイドフェルドは、プロジェクトの開始時からバティスタ重要な役割を担ってきた。2019年、彼は、アウトモビリ・ピニンファリーナの設計士兼エンジニアとして参加し、プロトタイプの(バーチャルではなく)自然なエルゴノミクスに関するフィードバックを提供した。その後間もなく、ニックはイタリアの先端ダイナミックスのシミュレーターに座って、ハイパーGT前輪駆動電気自動車、1900PSのダイナミックス設定をサポートする報告書を提示した。

比類のない知識と、高性能モータースポーツでの25年以上にわたる経験によって、2021年夏にイタリアで始まるハイパーGTの生産開始に先駆けて、バティスタのシャシーの特注設定とソフトウェアの較正などの改良をサポートし続けている。

ニック・ハイドフェルドは次のように述べた。 「路上でのバティスタを初めて経験できるというのは本当に特別なことだ。我々は開発の先端段階でのプロトタイプを使い、約80%の潜在能力でバティスタをテストしているが、その性能と加速は既に想像以上である。」

「本当に驚いたことは、バティスタが路上でどれほど自然に走るかとうことだ。私たちはあらゆる速度で楽しめるハイパーGTを製作しているが、ナルドで達成できたコーナリングのコントロールや速度は素晴らしいものだ。最低限の牽引コントロールと、トルクのベクトル化は、このプロトタイプ開発の時点でアクティブだが、利用できるグリップ力はまだまだある。」

「ナルド・ハンドリングサーキットで走行するのは初めてだったので、設計に慣れるため、PCを使ってオンラインで動画を見ていたが、 すぐに、それがほとんど役立たないことがわかった。と言うのは、バティスタの加速は、世界最速のロードカーとも全く別のレベルだからだ。」

「あらゆる条件でどこでも楽しめる車、ハイパーGTを提供するという目的をかなえるために、我々は2本のタイヤの組み合わせでバティスタを開発している。 Michelin Pilot Sport Cup 2Rは希望する性能を備えたタイヤであり、軽量タイヤ「Impulso」と組み合わせると、最大のグリップと感触を備えたものとなる。サーキットに最適な素晴らしい組み合わせだ。」

「正直に言わせてもらうと、バティスタ・プロトタイプの乗り心地は、私の期待をはるかに超えていた。本当に未だかつてない経験だ。早くバティスタをサーキットではなく、山道でコーナーを回ったりして運転したいものだ。」

アウトモビリ・ピニンファリーナ・バティスタは、イタリアでこれまで設計・製作された中でも最強の公道仕様車だ。イタリア、チュリンのピニンファリーナSpAアトリエで個別に手作りされるバティスタ車はわずか150台程度で、その初の車は、今年後半に顧客に提供開始予定である。

詳しくはこちら automobili-pininfarina.com/media-zone

編集者注

アウトモビリ・ピニンファリーナについて

アウトモビリ・ピニンファリーナはドイツ、ミュンヘンに本社を置き、ラグジュリーカー、高級車ブランドで経験を積んだ自動車業界の重役チームを置いている企業である。イタリアで設計、手作りで製作されるバティスタ・ハイパーGTと今後のモデルは、ピニンファリーナのブランド名で主要なグローバル市場で販売・提供される予定である。この新企業は、世界で最も持続可能なラグジュリーカーブランドを作ることを目的としている。

同社はマヒンドラ&マヒンドラLtdの100%投資企業であり、ピニンファリーナS.p.A.とマヒンドラ&マヒンドラLtd.の商標ライセンス契約の締結後、モービリ・ピニンファリーナという名称となった。ピニンファリーナS.p.A.は、90年間にわたり世界で最も象徴的な車の多くを生産してきたという経験に基づき、設計・製造能力のサポートにおいて影響力を持つ役割を担うこととなる。

ニック・ハイドフェルドについて

1994年に、ドイツ・フォーミュラフォードレースシリーズでモータースポーツ界でのキャリアを開始したニック・ハイドフェルド(43)は、様々なコンペを経て、2000年F1でデビューを果たした。10年以上もモータースポーツのトップに立った彼は、電気自動車の頂点に立つ初のドライバーとなり、2014年にはフォーミュラEの初のレースに出場した。パフォーマンス車両の特徴を開発し磨きをかけた比類のない経験を持つ、ブランドアンバサダーであるニックは、バティスタ・プログラムの当初からアウトモビリ・ピニンファリーナ車両開発チームの一員となっており、ハイパーGT純電気自動車のシミュレーションテストで重要な役割を果たしてきた。

ビデオ - https://mma.prnewswire.com/media/1431630/Automobili_Pininfarina.mp4
写真 - https://mma.prnewswire.com/media/1431494/Automobili_Pininfarina_Nick_Heidfeld.jpg
写真 - https://mma.prnewswire.com/media/1431490/Automobili_Pininfarina_Nardo_1.jpg
写真 - https://mma.prnewswire.com/media/1431493/Automobili_Pininfarina_Nardo_2.jpg
ロゴ - https://mma.prnewswire.com/media/1316779/Automobili_Pininfarina_Logo.jpg

(日本語リリース:クライアント提供)