【新型コロナ】3日の神奈川、過去最多19人死亡 234人が新たに感染

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で3日、新たに19人の死亡が明らかになった。1日当たりの死者発表数はこれまで最多だった1月29日の18人を上回った。新たに10歳未満~90代の男女234人の感染も確認。うち91人の感染経路が不明という。

 横浜市が死亡を確認した4人のうち、80~90代の女性2人はクラスター(感染者集団)が起きたそれぞれ別の介護老人保健施設を利用。陽性判明後、県内の病院に入院していた。80代男性はクラスターが発生した汐見台病院(磯子区)に別の疾患で入院しており、別の80代男性の感染経路は分かっていない。

 藤沢市が死亡を確認した市外在住の80代男性は、クラスターが発生した湘南藤沢徳洲会病院に新型コロナ以外の疾患で入院していた。1月12日に陽性が判明し、発症時は軽症だった。

 ほかに川崎市で70~90代の女性4人、茅ケ崎市保健所管内で60~70代の男性2人、県で70~90代の男女8人の死亡が報告された。

 県の担当者は「昨年12月から今年1月にかけて新規感染者数が増えたため、死亡者数も増えている。県としてしっかりフォローしていきたい」と話している。

 川崎市では、デイサービス施設(高津区)で60~90代の女性利用者3人の感染が判明。施設の感染者は7人となり、新たなクラスターが発生したと認定した。

 相模原市では、市内の精神科病院で職員2人、入院患者13人の感染が判明。陽性者は18人となり、市はクラスターと認定した。

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 在日米陸軍は3日、米軍関係者1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。キャンプ座間(座間、相模原市)に隔離している。日本到着後の在日米陸軍の検査で判明したという。

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