コロナ給付金不正受給を仲介 詐欺容疑で会社代表を再逮捕

 沖縄県警特別捜査本部は3日、県内在住の20代男女3人に持続化給付金の不正受給を仲介し、中小企業庁から計300万円をだまし取ったとして、北中城村島袋の会社代表の男(38)を詐欺容疑で再逮捕した。特捜本部は「捜査に支障がある」として容疑者の認否を明らかにしていない。

 特捜本部によると、容疑者が仲介した3人の20代男女は、建築業の一人親方などの個人事業者と偽って申請していた。

 別の持続化給付金の詐欺事件で逮捕・起訴された税理士・行政書士(51)の事務所に、容疑者が3人の申請者を仲介したとみて、特捜本部が捜査を進めている。

 再逮捕容疑は2020年5~6月、県内在住の20代男女3人に持続化給付金の不正受給を仲介し、中小企業庁から計300万円をだまし取った疑い。

 那覇地検は同日、別の男女に不正受給を仲介し、自身も持続化給付金をだまし取ったとして、詐欺罪で容疑者を起訴した。

© 株式会社琉球新報社