雲仙の女性 130万円被害 和解委託金名目、架空請求

 長崎県警雲仙署は3日、雲仙市内の20代女性が和解委託金の名目で昨年10月、計約130万円をだまし取られる被害が発生したと発表した。特殊詐欺(架空料金請求)事件として捜査している。
 同署によると、昨年10月初旬から同月28日にかけて、女性の携帯電話に弁護士を名乗る男と、副業関係会社の「コミカド」と名乗る男らから「あなたが副業サイトに登録後、放置したため運営会社に損害が出た」「和解委託金の支払いを求める。委託金は返金する」などと、うその電話があった。女性は2回にわたり計約130万円を相手の指定口座に振り込んだ。
 返金がなく不審に思った女性が県警に相談して被害が分かった。同署は「電話やメールでお金の話をされたら、必ず家族や警察に相談を」と呼び掛けている。

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