サッカー・監督職務停止のマルセイユ DF酒井宏樹フル出場も引き分け

マルセイユ・長友佑都

フランス1部リーグ第23節、日本代表DF酒井宏樹(30)、DF長友佑都(34)が所属するマルセイユは敵地でランスと2―2で引き分けた。

2日に行われた会見でアンドレ・ビラスボアス監督(43)がクラブの強化方針に反発して辞任を表明。だが、クラブはこれを受理せず、3日に監督の職務停止を発表するなど騒動はドロ沼化している。それから一夜明けた一戦はコーチのナセル・ラルゲ氏が暫定的に指揮を執る形でキックオフ。前半37分に先制し、同アディショナルタイムにセットプレーの流れから、1月にナポリ(イタリア)から加入したばかりのポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリク(26)が2点目を奪った。

だが、これを守り切れないのが今のマルセイユ。後半開始早々に失点すると、16分にもゴールを決められて同点とされた。流れを引き戻そうと36分に長友が投入されたが効果的なプレーにはつながらず、フル出場の酒井とともにタイムアップの笛を聞いた。

マルセイユは連敗こそ2でストップしたが、これで5戦未勝利で9位のまま。クラブ内は混迷が続くだけに、浮上の兆しは見えてこない。

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