元東京都知事で作家の猪瀬直樹氏(76)が4日、ツイッターで東京オリンピック・パラリンピックの森喜朗大会組織委員会会長に言及した。
森会長は3日の日本オリンピック委員会の臨時評議会で「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」と発言し、物議をかもしている。
こうした森会長の言動に、都知事として五輪招致活動に参加していた猪瀬氏は「この人が組織委員会の会長にふさわしくないことは自明でした」と断じた。
その上で「2013年に招致が決定した際に、(日本一のケチケチ会社というかコスト削減で有名な)トヨタの元会長の張冨士夫日本体育協会会長を組織委員会会長に推薦するつもりでいることが漏れると、僕に対する猛烈な個人攻撃が始まりました」と組織委員会会長をめぐり、意外な経緯があったことを明かした。
「猛烈な攻撃」が何を指しているかは具体的には挙げていないが、2013年に猪瀬氏は借入金問題を追及されて、任期1年あまりで知事を辞任している。