海沿いなのに山の中の雰囲気【木造駅舎巡礼10】山陰本線16

※2020年8月撮影

トップ画像は、JR西日本山陰本線長門大井駅。駅前は広くなっています。

駅舎のある下りホームから京都駅方面を見ています。

※2020年8月撮影

こちらが下関駅方面。構内跨線橋があります。跨線橋に屋根はありません。

※2020年8月撮影

お馴染みの空中浮遊。(笑)跨線橋の階段から木造駅舎です。手前の屋根が瓦葺き、それ以外は青いトタンで葺かれています。

※2020年8月撮影

跨線橋の中央から京都駅方面です。

※2020年8月撮影

望遠レンズで寄ってみたくなります。踏切の左(西)側、約300mで大井川河口とビーチがあります。

※2020年8月撮影

反対側、下関駅方面。海の近くにある駅ですが、周囲を見わたす限りは山に囲まれています。左には引き込み線があります。まぁ、海岸は右後になるのですが。

※2020年8月撮影

引き込み線の奥、大きな建物は、JAの様です。

※2020年8月撮影

跨線橋から駅舎。本当に大井浦漁港のある漁師町とは思えない景色です。山陰は海際まで山がちで平野が少ないのですね。

※2020年8月撮影

上りホームに降りて木造駅舎です。ホーム側、壁面下部の装飾板以外は、漆喰(しっくい)で仕上げられている様に見えました。

※2020年8月撮影

ホーム側駅舎正面。ほぼ順光なのでやはりこちら側からがベストショットですね。

※2020年8月撮影

駅名標の向こうは一面、田圃の稲が広がっています。お隣の奈古駅にも木造駅舎があります。

※2020年8月撮影

長門大井駅は、1929年(昭和4年)日本国有鉄道美禰線(当時)の駅として開業しました。筆者の母親と同じ歳(2021年92歳)です。1933年(昭和8年)美禰線の一部が山陰本線に編入され、長門大井駅も山陰本線の所属駅になりました。1963年(昭和38年)貨物取扱が廃止されます。国鉄分割民営化でJR西日本の駅になりました。時期は分かりませんが駅は無人化。

駅舎に戻りました。駅前広場です。右がJAの建物。少し前の写真を見るとJAのガソリンスタンドがクルマの駐められている辺りにありました。

※2020年8月撮影

引き込み線の方に行ってみました。保線車両などは駐められていません。ネットの写真などではPC枕木がたくさん置かれていたり保線車両が駐まっているものもありました。

※2020年8月撮影

しかし、寒い冬の最中に猛暑日に撮った写真を見ながらコラムを書くのも不思議な感覚です。では次の奈古駅に移動します。

(写真・文章/住田至朗)

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