桂南光〝蔑視発言〟の森会長に激高「許せない」「あらゆることから引退しなさい」

桂南光

落語家の桂南光(69)が4日、毎日放送「ちちんぷいぷい」に出演。日本オリンピック委員会(JOC)評議員会で女性蔑視とも取れる発言をした東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)を一喝した。

いつもは穏やかな口調の南光だが、この日はいきなり「大体、私はこの森っていう人は嫌いなんですよ、個人的に」と語気を強め「前からこういう失言的な失礼なことを(言う)。大阪をたん壺って言うたことがあってね。その発言だけでも許されないし、この人が生きてた時代と違うよ。今どきの人やないから。もうあらゆることから引退しなさい。ものも言いたくない」と〝勧告〟。

さらに「『コロナがどういうかたちでも必ずやる』って、これだけでも間違ってるでしょ。これから先どうなるか分からないのに。こんなことも先が読めない人は、今どきも人じゃないから、もう家帰って茶飲んでなさい」とまくし立てると「この人にすごいお金払ってるんでしょ。ビックリしますよホンマに」とぶ然と言い放った。

番組ではここで森会長の謝罪経験が始まり、その冒頭を中継。

それを見た南光は「質問にちゃんと答えられてないじゃないですか。この人謝罪会見に出てきたけども、本当に反省しているのか謝罪しているのかそれが見えない、全く。『何かとりあえず言うといたらええわ』みたいな感じで。どんな場所であろうが言ってはいけないことを、この人は理解されてないですよ」と指摘し「無駄な会見やったな」とぶった切った。

森会長は1988年、自民党京都府連のパーティーで「大阪はたん壺。金儲けだけを考えて、公共心のない汚い町」と語ったことがある。

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