ソフトバンク・工藤監督が語る〝栗原サード挑戦〟の意義「乗り越えていくことがプロ」

ソフトバンク・栗原

ソフトバンク・工藤公康監督(57)が宮崎春季キャンプ最初の休日となった4日、オンライン取材に応じ、今季の注目ポイントの1つである栗原陵矢捕手(24)の「サード挑戦」の意義を語った。

「重圧はかかる。元々は捕手だったが、外野で成績を残した。当然そこに重圧はあっただろうし、ファーストに対してもあったと思う。だが、そこを乗り越えていくことがプロ。その中で出場できるんであれば、チャレンジすることは大事」。

起用幅が広がる一方で、不慣れなポジション挑戦はリスクもあり、成績を落とす要因となりかねない。指揮官も「個人のことを考えれば、今までのように捕手だったり、外野だったり、ファーストがベストだと思う」と言う。だが、栗原の潜在能力を信じているからこそ「貪欲にいろんなところを守ってほしい」と背中を押す。

現実的には正三塁手・松田の故障などによる有事に備えての「オプション」の意味合いが強いが、挑戦の先に新しい世界が広がることを指揮官は期待している。

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