フリーキャスターの辛坊治郎氏(64)が4日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「ズーム そこまで言うか!」に出演し、女性蔑視とも取れる発言をした東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の謝罪会見についてコメントした。
森会長は会見で「女性登用についての基本的な考え方」について聞かれ「女性と男性しかいないんですから。もちろん両性っていうのもありますけどね」と返答。辛坊氏はこの発言が「一番面白かった」と指摘した。
「今までの森さんだったら、『世の中には男と女しかいませんから』って多分言い切ってた。ただ、自分でしゃべりながら、『これはもしかすると炎上するかもしれない』と思って、両性を入れたんだと思うんですよ」と推測した辛坊氏は「いや森さん、なんだかんだ言いながらボケてるわけではないんだなというか。そこが分かっていながら、なぜあれ(蔑視発言)を言う?」と振り返った。
さらに「森さんってボケてはいないんだろうけど、一般の人が飲み屋で飲んでる程度の話で、周りのウケを狙うレベルの話しちゃうんだよね」と残念がった。
つづけて「森さんだけで2時間しゃべれる」という辛坊氏は、過去の〝因縁〟を披露。
過去に森氏の主催する大御所政治家6人が集まる宴席に参加したことがあるといい「私その政治評論家のうちの1人に呼ばれて行って、そこにいたある政治評論家と襟首つかんで殴り合い寸前のケンカまでやらかしたことがあって」と告白し、「森さんが間に入って『まあまあまあ』って言ってブレイクしてくれた。森さんの宴席をぶっつぶしたというのがありましたね」と回想した。
ケンカの〝仲裁〟をしてくれた恩があるだけに、今回の騒動は辛坊氏も残念だったに違いない。