【競泳】「盗めるところは盗んでいきたい」萩野公介が盟友・瀬戸大也に刺激

瀬戸(左)に遅れをとった萩野

2016年リオデジャネイロ五輪金メダルの萩野公介(26=ブリヂストン)が自らの泳ぎに悔しさをにじませた。

不倫問題による活動停止処分を受けていた東京五輪代表・瀬戸大也(26=TEAM DAIYA)の復帰戦として話題になった競泳のジャパンオープン(4日、東京アクアティクスセンター)。男子400メートル個人メドレーに出場した萩野は、予選と決勝で瀬戸と対戦したが、ともに敗戦。決勝は4分16秒38で6位に沈んだ。

レース後には「(4分)16秒はいくらなんでも遅すぎる。僕自身がふがいない泳ぎをしてしまった」と反省の弁を述べ「全体的に得意の背泳ぎでも、ノソノソッとしか動けなかった。バタフライもそうだけど、シャキッとしないというか、スルッとしないというか、そんな感じだった」と首をかしげた。

また、瀬戸の泳ぎについても触れ「泳ぎで追いついても水中動作で抜かれたり、背泳ぎでターンが一緒でも、平泳ぎの最初の1かき目で前に出られたりとか、壁際の強さは大也さすがだなと思った」と絶賛。〝スゴさ〟を実感したことで「すごいきれいな泳ぎをするし、バタフライも上手だし、僕自身も盗めるところは盗んでいきたい」と口にした。

ライバル超えへ、ここで立ち止まるつもりはなさそうだ。

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