本田圭佑「お金がなくなってきたら、次の移籍くらいはお金に走るかも」

MF本田圭佑

ポルトガル1部ポルティモネンセへの入団が決まった元日本代表MF本田圭佑(34)が4日、自身が運営するプレミアム音声サービスの「NowVoice」で会見を行った。会見では今夏の東京五輪への意欲、さらに森保ジャパンや引退への思いを語った。

――海外移籍するたびに国を変えてチャレンジしてきて、ポルトガルは何を得るためか

本田 幸せですかね。まとめると自己満足なので。なんで日本に戻ってこないのかというのはそのほうが幸せだから。退屈が嫌い。楽しいことやワクワクが好きなんですよ。ワクワクを追い求めるとリスクが潜んでいる。それも満足しながらチャレンジできる。

――東京五輪への思いは

本田 開催されない可能性もあるけど、あった場合にはベストを尽くす。毎試合とにかく追い込んでアピールしていく。選ばれる可能性は…僕目線は、そりゃあ選べよと思うけど。現実的に森保さんの好き嫌いだと思う。(オーバーエージは)3枠しかないし。U―23の大会なので、穴があるポジションにOAを充てる。穴がどこかと考えるかによって、森保さんの考えになる。でも『僕を選んどいたら、何か困ったら結果だしまっせ』と。それは自信がある。自信がなかったらやっていないし。

――同世代の選手たちが引退してきている。引き際をどう考えるか

本田 若いときは自分のパフォーマンスが少しでも落ちたら引退しようと思っていた。実際、2018年W杯の後も引退を考えていた。いざ終わったら五輪に出たいという思いも出てきて、ポジションも変えながら選手としての新しい発見がある。駆け引きの喜びやプロセスに対する面白さを感じるようになってきて、以前とは向き合い方が違う。その活動に今退屈していない。(ピッチ外の活動と)意地で両方追いかけてやろうと思っている。

――2022年カタールW杯を目指すA代表の森保ジャパンに言いたいことは

本田 特にない。W杯も来年でここからチームを作っていくんでしょうけど、僕はただ応援するだけ。逆に、日本代表にわけわからんこと言うやつは敵でしかない。選手のこともよく知っているし、応援しかない。

――ちなみに年俸は?ブラジル1部ボタフォゴでは4000万円と言われていたが

本田 ブラジルでの年俸はフェイクニュース。ここでの年俸も言う必要ない。(ブラジルでは4000万円より)下。お金でやっていない。お金なら他のオファーもあった。ブラジルとここに関してはお金で移籍していない。お金はいらないから、ちゃんとしたサッカーをやる環境がほしかった。お金がなくなってきたら、次の移籍くらいはお金に走るかもしれない。(中東とか?)そうですね。

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