「マルチハビテーション」とは|高齢者に分かりやすく解説

「おとなの住む旅」用語をわかりやすく解説

「マルチハビテーション」とは

「マルチハビテーション」とは、英語で『Multi-Habitation』。
多様なという意味のマルチ(multi)と住居を意味するハビテーション(habitation)を組み合わせた造語で「複数拠点生活」とも言います。

“複数の居住空間を行き来しながら生活するライフスタイル”のことを意味しており、当サイトが推奨する“旅するような暮らし方”や二地域居住も「マルチハビテーション」といえます。

コロナ禍においてテレワークが普及したことで、必ずしも出社する必要性が少なくなり、田舎に住みながら都会と同じ質や量の仕事が可能な時代になってきました。

それによって、複数の場所に住む「マルチハビテーション(複数拠点生活)」が以前にも増して注目されています。

⇒マツコも羨むライフスタイル「デュアラー」ってどんな暮らし?

「マルチハビテーション」のメリット

「マルチハビテーション」のメリットとしては、平日と週末で使い分けたりと時期や目的によって居住する場所を使い分けることができること。

例としては下記になります。

・都市と郊外でメリハリのある生活を送れる
・海や山が近い場所で自然を感じながらスローライフを過ごせる
・季節によって住みやすい環境(避暑・避寒)を選んで住める
・都市ではできない畑やアトリエなど趣味を満喫できる
・趣味に没頭できることで暮らしの質が高まる
・災害時などのリスクを減らすことができる

「マルチハビテーション」のデメリット

「マルチハビテーション」のデメリットとしては、核となる居住地から別の居住地への距離の問題が挙げられます。
距離が遠ければ遠いほど、移動時間や交通費がかかってしまうので、遠い場所だとしても2時間圏内で行き来できるほうがおすすめ。

また、居住地の維持費などがこれまでの費用の倍かかってきます。
無理に二地域居住の生活(マルチハビテーション)をすることで金銭的や精神的に追い詰められては元も子もありません。自分の理想の暮らし方を模索し明確になった上で、賃貸や短期滞在から始めてみてはいかがでしょうか。

「UR都市銀行」では、マルチハビテーション(セカンドハウス利用)制度が利用可能となっているほか、地方都市ではマルチハビテーション(多地域居住)のために補助金を出す制度もスタートしています。

高齢者向けサービスとしては、積水ハウスグループの「グランドマスト」が、家具・家電付きの特別ルームにお試し入居できるキャンペーンを実施中です(先着5組様限定)。

⇒【おとなの住む旅】二地域居住を実践する体験者の声

© 株式会社イチイ