ボルダリングジャパンカップ、女子は森秋彩が初優勝、藤井快は4回目V

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駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場(東京都世田谷区)にて1月30・31日、「スポーツクライミング第16回ボルダリングジャパンカップ」(以下、「BJC2021」)が開催された。

会場となったのは、駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場。重低音のサウンドが流れた会場は照明が落とされ、正面にはプロジェクションマッピングが施された巨大なウォールが設置されている。

新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う緊急事態宣言が発出された中での開催であるため、報道関係者にも厳しい健康チェックとPCR検査を実施。厳重な感染対策を取り、試合は無観客で行われた。

1月30日は男女とも予選を実施。東京2020オリンピック日本代表内定の男女各2選手、楢﨑智亜選手、原田海選手、野口啓代選手、野中生萌選手は、予選を突破した。

1月31日は男女とも準決勝・決勝を開催。男子準決勝では、天笠颯太選手が4課題中4完登でトップに立ち、「第14回BJC」で優勝した石松大晟選手が2位だった。楢崎選手、緒方良行選手、原田選手、藤井快選手も決勝進出を決めた。

女子準決勝で、唯一の4課題中4完登を決めたのは野中選手。伊藤ふたば選手、中村真緒選手、石井未来選手、谷井菜月選手、森秋彩選手は3完登で決勝に駒を進めた。野口選手は上位6位に食い込むことができず、惜しくも7位で敗退となった。

ルートの下見をするオブザベーションでは、選手同士でルートを確認したり登り方を話し合う様子も見られた。

男子決勝で優勝したのは、藤井選手だった。藤井選手は、楢崎選手、緒方選手とともに第1課題、第2課題、第3課題を完登。最終課題である第4課題の行方が注目されていたが、見事に1回のトライで完登を決めたのは藤井選手だった。楢崎選手、緒方選手も完登したが、アテンプト差で藤井選手がトップに。藤井選手は2大会ぶり4回目の優勝となる。

女子決勝では、第1課題を森選手、中村選手、伊藤選手、野中選手が完登。第2課題も森選手、野中選手が完登した。第3課題では、森選手が唯一完登。流れに乗った森選手は、第4課題でも一撃を決め、4課題中4完登で優勝した。森選手は自身初の優勝となる。2位は野中選手、3位は伊藤選手だった。

男子優勝の藤井選手は、「2大会続けて優勝できていなかったので、今年こそ4度目の優勝をと思っていた。達成できて嬉しい」とコメント。楢崎選手は、「今日は優勝を狙っていたので残念。決勝はパワフルな課題が多く、苦戦した」と語った。

女子優勝の森選手は、「まさか自分が優勝できるとは持っていなかったのでとても驚いている。優勝をモチベーションにして、パリオリンピックでの表彰台を目標にして練習していきたい」とコメントした。野中選手は、「予選、準決勝と全部登れていたので、決勝でも全ての課題を登りきりたいと思っていましたが、それが叶わなくて残念」、伊藤選手は「決勝の内容としては反省点ばかりだったので、純粋に悔しい」と語った。