大竹まこと 森会長の〝舌禍〟に「過去の発言に比べれば『まあ、そんなに…』と思う」

大竹まこと

お笑いタレントの大竹まこと(71)が5日、パーソナリティーを務める文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」に出演し、〝女性蔑視発言〟で謝罪会見を行った、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)についてコメントした。

大竹は「今回の森さんの発言、過去の発言に比べれば『まあ、そんなに…』と思う」と素直な感想を述べた。その上で「過去にはもっとすごいことたくさん言っててさ。その時は話題にはなったけど、そんなに広がってはいかなかった。今回は沈静化どころか話がどんどん広がっていって。時代はネットとかツイッターとかで、かなり敏感に反応して『#〇〇』でトレンドに挙がってるんじゃないかな、って想像するんだけど」と分析。東京オリパラのトップの発言として海外に発信されたことに加え、SNSの存在も大きいと推察した。

さらに森会長の過去の失言のなかで無党派層に向けて言った「関心がないと、寝てしまってくれればいい」、女子フィギュアの浅田真央について語った「あの子、大事な時には必ず転ぶんです」の2つを挙げ「ずいぶんな発言だった」と指摘。

大竹は「失言が許されるような場所をみんなが用意したり、黙認したりしてきた。こんなに過去の話は火がつかなかったもん」と周囲の環境も大きな要因と語った。

© 株式会社東京スポーツ新聞社