ノアは5日、都内のホテルで12日の東京・日本武道館大会に向けた会見を行った。
GHCナショナル王者の拳王(36)はV5戦で船木誠勝(51)の挑戦を受ける。試合に向けて「3年前からずっと言い続けてきた日本武道館、そこで試合ができることが、本当に嬉しいよ。そしてその日本武道館大会、相手は船木誠勝。〝プロレスラーイコール最強〟を体現し続けてきた相手と日本武道館で戦えることをめちゃくちゃワクワクしてるぞ。日本武道館で船木誠勝を倒して、俺が最強のプロレスラーになってやる」と力を込めた。
1月31日の前哨戦では、ハイブリッドブラスターからスリーパーホールドで絞め落とされた上に「今日のままだと負ける気がしない。(拳王は)相当頑張らないと無理だと思います。例えば突拍子もないこととかしてきたら、こっちも慌てるかもしれないですね」と屈辱の〝アドバイス〟を送られた。
これに拳王は「このままで終わらせるわけねえだろ。俺はな。突拍子もないこと? そんなじゃねえよ。細かいところかもしれねえけど、あいつの間、間合い、あいつが培ってきた間合いとの勝負で、もう一つ上に行ってやろうと思っているから。あの間に引き込まれずに俺は必ず俺の間合いを作ってあいつと向かい合いたい」と〝反撃〟した。
最後に「今のプロレスってなんか、エンターテインメント路線にいってるよな。お客を楽しめればいい? ちがうだろ、勝敗だろ? まずそこだろ。いい試合できてよかった? そうじゃねえよ。日本武道館で俺の強さをアピールする」と話した拳王。決戦の行方に注目だ。