新潟県新発田市の二階堂馨市長が定例会見

新発田市の二階堂馨市長

新潟県新発田市の二階堂馨市長は5日、定例記者会見を行った。新発田市内で現在、新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生している。このことを受けて二階堂市長は「ここが一番の踏ん張り時だと改めて職員に指示をし、市民の皆様にも注意喚起を行った。クラスターが発生した医療機関へは外部の者は出入りすることはできないので、電話等、保健所を通じて情報収集をするとともに私どもで協力・支援できる部分を話し合いしているところ。今日午後には施設の方が説明に来られるということで、その話を聞いた上ででしっかりと対応し、収束に向かうよう努力をしていきたい」と話した。

今回の定例記者会見で発表した項目は以下の通り。

(株)ウオロク「移動販売車 とくし丸」を活用した見守り

新発田市と株式会社ウオロクは5日、「移動販売車 とくし丸」を活用した見守り活動に関する協定締結式を開催した。移動販売車の運行により、高齢者等の小さな異変を早期に発見し、対処することで市民が安心して生活できる地域づくりに繋げる。また、高齢者等が住み慣れた地域で安心して暮らし続けることを目指して、見守りが必要と思われる方々の安全等の見守り活動に対して積極的に協力し、地域福祉の向上に寄与することを目的とする。

食の循環によるまちづくりモデル地区「アップルシードル試作品完成」

新発田市の菅谷地区で取り組む「新発田市食の循環によるまちづくりモデル地区推進事業」において、菅谷りんごを使ったお酒「アップルシードル」試作品が完成した。地域の思いが詰まった試作品は、さらに改良を重ねて地域活性化に向けた取り組みに活用していく。推進事業ではこの他に、地場産里芋を活用した取組や「すがたにマルシェ」の開催など、地域に根差した「食の循環」を市民や民間団体とともに推進している。

菅谷りんごのアップルシードル(試作品)

「春RUN漫」しばたジョギング大会in加治川桜堤

新発田市の桜の名所「加治川桜堤」の下でジョギングを楽しむ大会を開催する。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となったが、今年は感染症対策を講じての開催となる。タイムを競う競技大会ではなく、小学生以上でコース距離をジョギング(歩かない程度)で完走できる方であれば誰でも参加できる。開催日は4月11日、申し込み期間は2月24日〜3月12日で、新発田市スポーツ推進課へ直接、電話、FAX、電子申請にて申し込みが可能。

「春RAN漫」しばたジョギング

「まちづくりドラフト会議for Youth」最終プレゼンテーション

新発田市では、「まちづくりドラフト会議for Youth」に取り組んでいる。「まちづくりドラフト会議for Youth」は高校、短大、大学の若者がまちの課題に対し、若者にしかない視点や価値観で解決を図るとともに、市政に関心を持ってもらうことで地域への愛着心醸成や、政策形成プロセスを体験することで次世代を担う人材を育成することを目的とする。優れた提案等については積極的に事業化を目指す。今回1年間の取り組みの成果を提案にまとめ、5日に市長をはじめ関係者へ向けて発表を行った。

「発掘された文字〜地下に埋もれたメッセージ〜」展

市教育委員会では、遺跡からの出土品を用いた展示会を開催している。新発田市内の遺跡の調査でも、色々な文字が記されたものが出土しているが、今回の展示では市内の様々な時代の遺跡から発掘された木簡や墨書土器など文字の書かれたものを通して、当時の人々の暮らしの一端を知ることができる。今年度は、これまでに発掘された文字資料を中心に展示する。展示期間は2月5日〜3月24日で、イクネスしばたにて展示される。

大沢経塚(下飯塚)出土 経巻・経筒

新発田市明るい選挙推進「市民書初め大会」作品展

令和3年(第46回)新発田市明るい選挙推進「市民書初め大会」の応募作品744点の中から、入賞・入選作品を幼児部門から成人部門まで、約300点展示する。明るい選挙とは、買収、供応などの選挙犯罪や義理人情などによるゆがんだ選挙をなくし、公明かつ適性に行われ、人々の意思が政治に正しく反映される選挙をいい、このような正しい選挙を呼びかけてこの運動を推進している。市選挙管理委員会、市明るい選挙推進協議会では多くの市民がこの運動に参加することを願い、新発田市明るい選挙推進「市民書初め大会」を実施している。日時は13日、14日、新発田市生涯学習センター「多目的ホール」で行われる。

作品展の様子

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