西島秀俊 泰然自若の自粛生活明かす「卵焼きをきれいに作る練習をした」

西島秀俊

人気俳優の西島秀俊(49)が5日夜、長年ナビゲーターを務めるパラリンピック・ドキュメンタリー番組「WHO I AM」(WOWOW)のオンライントークイベントにVTR出演。コロナ自粛期間中、何をしていたか明かした。

西島は今年、出演映画4本の公開を控える。「奥様は、取り扱い注意」は3月、主演作「ドライブ・マイ・カー」は夏、「シン・ウルトラマン」は初夏公開予定だが、一昨年話題だったドラマ「きのう何食べた?」の劇場版は公開時期未定のままだ。

昨年の仕事は「完全にストップして、だから撮影中のものも止まりました」とのこと。当時の苦労をこう振り返った。

「僕も結構つらいの好きなんですけど、でもやっぱりその~、どうなるか分からないものの準備をするのは正直キツかった。台本を覚えて、いろんなこと考えるけど〝これが(クランク)インするかどうか分かんない〟って思いながら、〝いや、もうほぼインしない〟って思いながらその準備をするっていうのが、僕はすごくなんかキツいときがあって…。ま、それでももちろんやるんですけど」

話の流れで、笑い交じりで自虐的に触れたのが、かつて大手芸能プロから移籍し、6年間テレビに出ていなかった苦労時代だ。

「僕、若いころ結構苦労してるので、そういう意味では仕事がそれこそ決まってて実際にあ~なくなっちゃったとか、なんか他の人のとこいっちゃったとか、暇になって〝今日何しようかな〟っていうこととかってのがあったので…。結構長かったんで(笑い)。そういう意味ではまぁ耐性はもちろんあるので、〝よしじゃあどうしよう、じゃ本読もう〟とか、なんかやることはいっぱいあるっていうことはありましたけど」

自分の生活を一回全部見直すことで、西島は「何がやっぱり必要なことで、何が実は必要じゃなかったってこと」が見えたという。仕事が全部ストップした時期は「家族と過ごしたり、昔買って全然触ってなかった楽器を持ち出してまた挑戦してみるとか、卵焼きをきれいに作る練習をしたりとか、限られた中でもやっぱり自分がやれることを、好きなこと、楽しいことを見つけて、やってました」という。

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