【Dリーグ】北島康介氏が感銘「世界中の人を魅了できるコンテンツになる」

北島康介氏

日本発で世界初のプロダンスリーグ「第一生命 D.LEAGUE20―21」(以下、Dリーグ)の第3戦が5日に都内で行われ、ゲスト審査員として五輪2大会連続2冠で、東京都水泳協会の北島康介会長(38)が登場した。

全9チームのダンスパフォーマンスを見届けた北島氏は「楽しませていただきました。チョー気持ち良かったです! 『何も言えねえ』って感じです」と、五輪で発した自身の名言を連発。この日の第3戦を制し、首位に立った「エイベックス・ロイヤルブラッツ」を祝福した。

試合後、報道陣の囲み取材に応じた北島氏は、2024年パリ五輪で正式種目に採用された「ブレイクダンス」に言及。

参加したダンスチーム「KOSE 8ROCKS(コーセイエイトロックス)」には、ISSEI(23)をはじめメダル候補が在籍しており、「選手たちが『五輪に出たい』と思ってくれるのがオリンピアンとしてもうれしいです。パリ五輪でブレイクダンスが見られるのも楽しみですね」と笑顔を見せた。

さらに、自身も競泳の国際プロリーグ「ISL」にも関わっており、世界初のダンスプロリーグに刺激も受けた様子だ。

北島氏は「DリーグもISLも世界中の人を魅了できるコンテンツになると思う。今日はエンターテインメントとしても参考にしながら、世界のプロリーグとして求められるものは何かという目線でも見させていただきました」と真剣に話した。

現在働いているダンサーや将来的にダンサーを目指す子供たちの受け皿としても期待の大きいDリーグ。北島氏は「どのスポーツでも日の当たらない選手も正直いる。地道に頑張っている選手に光を当てる意味でも、可能性がある」と分析した。

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