「クレヨンしんちゃん」&「にじいろカルテ」のコラボに高畑充希が大興奮! 北村匠海と井浦新の反応は…?

テレビ朝日系アニメ「クレヨンしんちゃん」(土曜午後4:30)の2月13日放送回では、同局で放送中の高畑充希主演の連続ドラマ「にじいろカルテ」(木曜午後9:00)とコラボしたエピソードが登場する。

「にじいろカルテ」は、病を抱えて山奥の小さな村・虹ノ村にある診療所にやって来たぽんこつ内科医・紅野真空(高畑充希)が、ツナギを着てサングラスをかけているヘンテコ外科医・浅黄朔(井浦新)、前髪ぱっつんのキレキャラ看護師・太陽とシェアハウスしながら、個性豊かな村人たちと触れ、時に泣き、けんかしつつも、熱く命と向き合って成長していく姿を描く医療ドラマ。

「クレヨンしんちゃん」でのエピソード「にじいろカルテだゾ」では、ある深刻な悩みを抱える野原ひろし(声・森川智之)が、息子のしんのすけ(声・小林由美子)と一緒に真空の診療所を訪問。元気いっぱいのしんのすけは真空先生をすっかり気に入った様子で、診療所はほのぼのとした笑いに包まれたやりとりが繰り広げられる。

高畑がアニメ作品に出演するのは、2017年公開の映画「ひるね姫~知らないワタシの物語~」以来のこと。今回は実写作品で演じた役のアニメ版ということに加え、それを「クレヨンしんちゃん」の世界観で表現するという新たな挑戦となった。監督との打ち合わせでは、テンポの速い会話劇のため、通常より声を張ったテンションの高い演技がリクエストされた。

セリフの速さや間の取り方、声の強弱を確認しながら何度か練習を重ねると、あっという間に役をつかみ、ドラマの時よりテンションの高い発声や、しんちゃんならではのギャグタッチなセリフもノリノリでこなした高畑。予定より短い時間でアフレコを終えると、スタジオに現れたしんのすけから手づくりの布製名刺をプレゼントされた。

「まさか『クレヨンしんちゃん』に出られる日がくるなんて想像もしていなかったですし、物心つく前から見ていた作品なので、感無量でした(笑)。うれしくて、ついみんなに自慢してしまいました」とアフレコ後に笑顔で応えた高畑は、「私は声優業は初心者に近いので、声優として作品に参加する時は、とにかく物語の世界観を壊さないようにしたいなと思っています。アニメも今回のように声をパーンと張って、テンション高く演じることを求められる作品もあれば、ぼくとつとした雰囲気を求められるものもあります。久々にアニメのアフレコをして、声優業ってやはり奥が深くて難しいなと思いましたし、これからもチャンスをいただける機会があれば挑戦していきたいと思いました」と述べた。

また、ドラマで演じた役をアニメでも演じたことについては「真空がアニメになっていることが不思議でした。でも、診療所の外観や室内が見事に再現されていたので感激しましたし、しんちゃんとはドラマであったシーンをオマージュしたやりとりがあったので、そこでもまた感激していました」と印象を語り、さらに「視聴者の側としては、アニメの会話って自然に聞こえていますが、すごく大きくやらないと『クレヨンしんちゃん』の世界になじまないんだなと感じましたし、ドラマで真空を演じていた時は、ナチュラルなテンションだった分、アニメになるとこうなるんだ!と驚きました」と、アニメとドラマの演技の違いに言及。

今回のアニメでは、同僚の看護師・蒼山太陽と外科医の浅黄朔も登場するが、ドラマでこの役を演じている北村と井浦もアフレコに来たがっていたと明かした高畑。「お二人とも本当にアフレコに来たがっていて(笑)。アニメで朔先生と太陽くんがどんなふうに描かれているのか気にしていたので、『こんな感じです』とお見せしたら喜んでいましたが、「余計セリフを言いたくなった」とすねていました」とほほ笑ましいエピソードを披露した。

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