阪神ドラ6ルーキー中野は下克上狙う「『超積極』でやる」

初休日を迎えた阪神の新人選手 左から栄枝裕貴、伊藤将司、中野拓夢、佐藤輝明、佐藤蓮、石井大智(球団提供)

なるか下位指名からの下克上野球人生――。阪神のドラフト6位ルーキー・中野拓夢内野手(24=三菱自動車岡崎)がキャンプ休日となった5日、「体の張りもある中、いい状態でやれた。川相(臨時コーチ)さんに教えていただけたこともためになった」と第1クールを振り返った。

定評のある守備力に加え、シュアな打撃も持ち味。社会人出身の〝オールドルーキー〟ながら、周囲からの評価は日に日に高まっている。

CS放送・スカイA「猛虎キャンプリポート2021」に解説として出演した掛布雅之氏(阪神レジェンドテラー)も「私の今キャンプ一番のイチ押し選手。2番・遊撃としてスタメンで使ってほしい」と太鼓判を押すほどだ。

前日4日に行われた紅白戦では安打もマークし首脳陣へのアピールにも成功した。「積極性が自分の持ち味。『超積極』でやっていきます」と力強く語った背番号51。〝雑草魂〟を胸に、プロの荒波を乗り越えてみせる。

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