懐かしい3ショットが見れた。今季からチームに復帰した巨人の桑田真澄投手チーフコーチ補佐(52)が6日、宮崎春季キャンプの第2クール初日を迎えた。
あいにくの雨模様となったこの日は室内練習場でスタートしたが、朝8時26分、桑田コーチはさわやかな表情を浮かべ一軍が練習を行う木の花ドームの門をくぐった。
若手選手の多い一軍キャンプメンバーということもあり、ほとんどの選手が初対面。投手、野手全体に向けて手短に挨拶を済ませたが、奇しくもその間18秒。現役時代の背番号「18」をほうふつ!? とさせる時間となった。
また、ウオーミングアップ終了後には、巨人OBで解説者の槙原寛己氏が挨拶のため桑田コーチのもとへ。報道陣はすかさずシャッターを切り豪華2ショットをとらえようとしたが、それを見た宮本投手チーフコーチが「待て待て! 〝3本柱〟で撮ろうぜ!」とまさかの乱入だ。
3本柱と言えば、史上最強とも言われた90年代の巨人の先発陣を支えた槙原氏、桑田氏、斎藤雅樹氏の3人を指す言葉だが、宮本コーチの勢いに負けた桑田氏は思わず苦笑い。カメラマンらに向けて「俺の顔を斎藤雅樹に変えるなよ!」と自虐的な注文を付けたチーフコーチだったが、思わぬ〝サプライズ演出〟に、場内は和やかな雰囲気に包まれた。