銭湯「小杉湯」にあるのは『ケの日のハレ』。小杉湯編集部が発足、メディア『ケの日のハレ』を公開!

昭和8年に創業し、 87年の歴史をもつ高円寺の老舗銭湯「小杉湯」は2021年2月6日(風呂の日)に公開する「小杉湯」WEBサイトのリニューアルに伴い、 小杉湯編集部が発足、 運営する「小杉湯」WEBサイト内メディア『ケの日のハレ』が開始。 また、 本日2月6日14:00より各SNS公式アカウントより編集部によるLIVE配信企画『つづけるために、 はじめること』を予定。

日常の連続に溶け込んだ、 些細な幸せ。 日常の範囲にある、 ちょっとした贅沢。 銭湯である「小杉湯」という環境が生み出しているのは『ケの日のハレ』だ。 家にお風呂がない時代、 住民は入浴のために銭湯へ足を運んだ。 しかし、 家にお風呂が当たり前にある現在、 銭湯が衰退するのは必然。 今、 銭湯の捉え方はかつてとは大きく異なっている。 入浴のためだけの銭湯が日常のものだとしたら、 スーパー銭湯や温泉は非日常のもの。 その中で、 「小杉湯」が提供するのは『ケの日のハレ』、 つまり『日常の中の非日常』である。

繰り返される日々の合間に、 ふと深呼吸をするように小杉湯を訪れる。 ケの中にささやかなハレを感じ、 またケに戻る。 その積み重ねで、 小杉湯に関わる人のそれぞれの物語が作られ、 人同士が繋がりあい、 時代と世代を超えた輪になっていく。

関わる人すべての物語の循環が、 小杉湯という場を守っていくのだ。 小杉湯を訪れること、 小杉湯で働くこと、 そこに大きな区別はないのかもしれない。 働く人にとっても、 自分の暮らしの延長にあるからこそ、 まるで我が家のように清潔に整えたり、 集まる人の困りごとに向き合える。 暮らしに組織が寄り添っているからこそ、 積極的に日頃の業務に向き合えているのだろう。

自分たちが大切なものを、 自分たちで守っていく世界を作る。 「小杉湯」のWEBサイトをリニューアルする過程で、 関わる人たちによって生まれたその想いは三代目の平松佑介をも超え、 小杉湯という文化財保護を目的とした編集部を形成した。

彼らは、 銭湯「小杉湯」にあるのは『ケの日のハレ』であることを伝えるために、 そこに集まる人の日常に寄り添うメディアをはじめる。 ここでは、 様々な人の “ケ” と “ハレ” を書き添える中で、 「小杉湯」との出会いや繋がり、 関係性を探っていく。 メディア『ケの日のハレ』は、 明日2月6日(風呂の日)に公開される「小杉湯」のWEBサイト内にて公開される。

「小杉湯」WEBサイト内メディア

『ケの日のハレ』: https://kosugiyu.co.jp/media

<小杉湯 編集部メンバー>

井上 拓美(編集長)

べっくやちひろ(編集 / ライター)

藤原 慶(フォトグラファー)

田野 英知(フォトグラファー)

篠原 豪太(フォトグラファー)

神岡 真拓(デザイナー)

■ 小杉湯

東京・高円寺にある昭和8年創業の老舗銭湯。 音楽、 ファッション、 サブカルチャーを中心とした多様な中央線カルチャーと、 古き良き歴史が混在する高円寺の憩いの場として、 多くの方から愛されている銭湯です。 名物ミルク風呂、 週替り・日替り風呂、 水風呂があり、 温冷交互浴は小杉湯の代名詞となっている。

営業時間:午後15時30分から深夜1時45分まで

※土曜日・日曜日は午前8時から深夜1時45分まで

定休日:毎週木曜日

入浴料金:大人470円、 中人180円(小学生)、 小人80円(幼児)

住所:杉並区高円寺北3-32-2電話:03-3337-6198

WEB: http://kosugiyu.co.jp/

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