奥深いマスター・ワトの技のネーミング 「レシエントメンテ」の意味は…

ワト選手(奥)の必殺技「レシエントメンテ」です

【プロレスキャスター・元井美貴の本日、プロレス日和】新日本プロレスのリングにマスター・ワト選手が登場してから7か月。謎に包まれていた選手像が少しずつ明らかになってきました。

昨年7月に「グランドマスターを目指す男」というキャッチコピーを掲げて新日本に現れ、蹴り技やルチャリブレの飛び技などリング上で立体的な戦いを見せているワト選手。その技の名前にも、さまざまな意味が込められているようです。

先日、東京ドーム大会の解説に入った際、ようやく「レシエントメンテ」の命名理由をうかがうことができました! レシエントメンテは対戦相手を抱え上げ、回転しながらマットに叩きつけるワト選手の必殺技。スペイン語では「最近、近ごろ」という意味があり、なぜこの名前がつけられたのかずっと気になっていました。

そこで試合前の取材時間に質問させていただいたところ、過去と現在、そして未来をつなぐ「近未来」という意味合いがあるそうです。

最近では、一瞬の隙を突いて3カウントを奪う新技(変型のジャックナイフ式エビ固め)に「ラ・カレテラ」という名前がつけられました。同じくスペイン語で「道」を意味し、グランドマスターへの道を目指す(ウエー・トゥ・ザ・グランドマスター)ワト選手にピッタリのネーミングです。

凱旋時からの必殺技「RPP」についてはいまだに命名理由が明かされていませんが、意味が明らかになるころにはプロレス界に明るい未来が開けていることを期待しています。青い髪で戦う23歳のワト選手の近未来、想像するとワクワクしますね。

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