浦添市長選 松本氏と応援弁士最後の訴え「心一つに未来へ進もう」

 浦添市長選挙が7日、投開票される。3期目を目指す現職の松本哲治氏(53)=無所属、自民、公明推薦=は選挙戦最終日となる6日も、精力的に地域を回った。午後には打ち上げ式を開き、有権者に支持を呼び掛けた。

 大変苦しい選挙戦だった。新型コロナウイルスの第3波、年が明けてからの緊急事態宣言。現職市長として公務に翻弄(ほんろう)され、選挙活動ができない。市民の命、暮らしを守らないといけない。多くの役割の中で大変難しい時を過ごした。その中で相手陣営が追い上げ、大接戦となった。でも皆さんのおかげでここまで来ることができた。
 私と共に戦う「ワンチーム浦添」のメンバーがここにそろっている。選挙の次に来る、本当の浦添市の挑戦に向けて私たちみんなで戦わなければならない。市民も心を一つにして進み続けよう。
 浦添市の未来は決して平たんな道だけではない。私たちが分断されずに心を一つにして進む時、必ず浦添が沖縄をつくっていく先頭バッターとして期待に応えることができる。この戦い、明日の夜8時まで勝利に向かって走り抜こう。
〈略歴〉
 松本 哲治氏(まつもと・てつじ) 1967年10月生まれ、浦添市宮城出身。米カリフォルニア大バークレー校修士課程修了。2013年の市長選で初当選。17年に再選。
― 応援弁士 ―
豊かな浦添つくろう

 宮崎政久衆院議員 4年前の選挙では、障がいのある子もない子も幸せに過ごせる複合型施設を造ると公約に掲げた。今年4月に開所する。松本哲治氏は政府の言いなりになったことはない。平井卓也デジタル改革担当相には「浦添市にデジタル庁を持って来て」と直談判した。一緒に豊かな浦添をつくろう。

8年着実に行政運営

 島尻忠明県議 相手候補が「浦添市の財政力指数は高い」と認めている。松本哲治市長が8年間、しっかりとした行政運営をしてきたということだ。(当選に向けて)まいた種が実となり花となっている。明日はその集大成を迎える。松本市長と19人の与党市議団でスクラムを組んでゴールしよう。

正直者が勝つ選挙に

 金城泰邦前県議 先日、玉城デニー知事が相手候補の応援に入った。だが相手候補は軍港移設反対に一言も触れなかったという。軍港移設を推進しているのは知事だ。こんな市民だましの政治に浦添市を奪われてはいけない。松本哲治は市民に対して正直に政策を訴えている。正直者が勝つ市長選にしよう。

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