長崎県高校新人駅伝・男子 松浦3年ぶり優勝

男子第5中継所、松浦のアンカー濱口(右)が5区戸田からたすきを受けて走りだす=県立総合運動公園周回コース

 県高校新人駅伝大会は6日、諫早市の県立総合運動公園周回コース(男子6区間29キロ)に男子34(オープン3)が出場して行われ、松浦が1時間27分12秒で鎮西学院に3秒差で競り勝った。前半2年生、後半1年生のオーダー。終盤までもつれた優勝争いに5、6区の戸田、濱口が決着をつけた。主将の1区吉浦は「本当は2年生3人でリードしないといけなかった。1年生がよく頑張ってくれた」と後輩への感謝を口にした。
 早めに主導権を握るプランが崩れ、僅差で追うレースとなった。後半区間の1年生は想定外の展開に冷静に対応。5区戸田が競り合いながら先頭でリレーすると、アンカー濱口が「絶対に勝ちたい」と残り約500メートルの上り坂で仕掛けて引き離した。澤田監督は「地道に頑張ってきた選手をラストに起用して良かった」と努力をたたえた。
 納得のレースではなかったが、四つの区間賞に加えて、3区網本が23分56秒の好タイムで走りきるなど一定の収穫もあった。ライバル鎮西学院の力も思い知った。吉浦は「昨年を超えるチームになって、胸を張って都大路に行けるようにしたい」と気を引き締めていた。

 


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