長崎県高校新人駅伝・女子 諫早が区間賞独占、完全V3

女子1区序盤からレースを引っ張る諫早の水谷(中央)=県立総合運動公園周回コース

 長崎県高校新人駅伝大会は6日、諫早市の県立総合運動公園周回コース(男子6区間29キロ、女子5区間16キロ)に男子34(オープン3)、女子19チーム(オープン2)が出場して行われ、女子は諫早が52分43秒で3年連続27度目の優勝、男子は松浦が3年ぶり2度目の優勝を飾った。
 女子は諫早が3年連続で区間賞を独占する完全優勝。1区水谷がスタートから後続を引き離すと、2区樋口でその差を50秒、4区田中までに1分38秒に広げ、最後は2位長崎女に1分58秒差をつけてゴールした。

◎全国入賞照準に始動
 スタートから一度も先頭を譲らなかったが、タイムは昨年(52分34秒)まであと一歩の52分43秒。藤永監督は「全国入賞を狙うならもう少しかな。持っているものはいい。それをチームでどう本番に出すか」と課題を挙げた。
 1、2年生で挑んだ昨年末の全国高校駅伝は17位に終わった。悔しさは募ったが、選手たちはこの経験を「いいチャンス」と捉えて再スタート。2月のスローガンを「レベルアップ諫高」と決め、今大会を土台にチームづくりをしていこうとレースに臨んだ。
 都大路経験者の1~3区水谷、樋口、川口、5区川尻の2年生4人が引っ張り、伸び盛りの1年生のうち、この日は田中が4区を力走。設定タイムに届かなかった区間もあったが、今月のスローガン通りに、ここからレベルを上げていく。主将の水谷は「チーム全体で心も体も強くなる」と2年ぶりの全国入賞へ気持ちを新たにしていた。

 


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