ジュリアン・ムーア「ミシェルが出演を即決した時はうれしかった」 「秘密への招待状」インタビュー

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アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた「アフター・ウェディング」のハリウッド・リメイク作「秘密への招待状」から、億万長者のメディア会社経営者テレサを演じたジュリアン・ムーアと、インドで孤児たちの救援活動に人生をささげるイザベルを演じたミシェル・ウィリアムズの、ツーショットでのインタビュー映像が公開となった。

住む世界も考え方も全く異なる2人の女性が、生みの親と育ての親の立場になり、愛と葛藤に引き裂かれていく姿を描いた「秘密への招待状」。ハリウッドのトップに立ち母親でもある2人が、本作で描かれた選択についての考えや思いなどを語っている。

映画で描かれる2人の選択についてウィリアムズは、「イザベルとテレサの選択が正しいかは別として、この映画は2人の決断を批判するものではないと思う。2人は自分たちの子供にとって最善の選択をしただけよ」と自らの考えを語り、演じたテレサの選択についてムーアは「彼女の選択には感動したわ。テレサと同じことをする人々を見てきたから」と明かしている。

また、本作への出演を決めた理由について聞かれたムーアは、「とにかくストーリーが気に入ったの。オリジナル版で男性が演じたキャラクターにも惹かれた。夫に打診された役柄を断ることも少なくない。大切なのは魅力を感じるかどうか。ミシェルが出演を即決した時はうれしかったわ。私も魅力的な作品への出演はすぐに決める。だから彼女も本作に共感したんだと思った、何が心に訴えるかは分からないけど、いい作品はすぐ分かるわ」と、作品選びについて語っている。

「秘密への招待状」は、デンマーク映画「アフター・ウェディング」にほれ込んだムーアが、夫のバート・フレインドリッチと製作を担当し、フレインドリッチが監督した作品。ミシェル・ウィリアムズのほか、ビリー・クラダップ、アビー・クインが出演している。

秘密への招待状
2021年2月12日 TOHOシネマズシャンテ 全国ロードショー
配給:キノフィルムズ
© ATW DISTRO, LLC 2019

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