巨人・大城のファインプレーで“エンドレスノック”終了!「執念!執念!」

巨人・大城

内野手が各ポジションにつき、ノーミスで5周しないと1周目からやり直しとなるノック。エラーすれば連帯責任になるとあってプレッシャーがかかるメニューだが、ひとまず捕手を除く内野陣はノルマをクリアした。残るは大城と岸田の2人のみ。後藤野手総合コーチが打ち上げるフライをキャッチすれば、完全終了となるが、この日は上空に風速10メートルに迫る強風が吹き荒れ、難易度は格段にアップしていた。

そして、まず岸田が体勢を崩しながらどうにか捕球に成功。祈るように見守っていた岡本らのナインからは「おぉ~」と歓声が上がった。〝大トリ〟となった大城への飛球は強風にあおられ、本塁後方に設置された防球ネットのスレスレに落ちる際どい球に…。それでも大城はネットにもつれるようにその場に倒れこんだが、ミットに収めたボールだけは離さなかった。

これにはナインも「ウォ~ッ!」と大歓声を上げ、岸田は「執念!執念!」と大喜びだ。昨季の大城は故障離脱した小林の穴を埋め、レギュラーに定着。強打もウリの一つだが、守備力アップにも貪欲に取り組んでいる。

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